「まぁ、とにもかくにも連れ戻さねぇことにはな」 恭ちゃんの言葉に、みんなが揃って顎を引く。 そのとき日向がユキちゃんの制服の裾をクイッと引っ張った。 「ん? どうした日向」 しゃがみこんで目線を合わせながら優しく尋ねたユキちゃんに、日向は少し言い淀みながら、それでもハッキリした口調で口を開いた。 「ぼく……カノカいるとこ、わかる」