いまだにおさまらない吐き気と戦いながら、それでもあたしは改めて思う。
ガーディアンのみんなは大切だ。
守りたいと思う。
みんなを、失いたくない。
あんな奴に絶対みんなは潰させない。
……潰れるなら、あたしだけで十分だ。
今さらガーディアン以外に失くすものもないんだから。
「……行かなきゃ」
吐き気とズキズキと痛む左腕を抱えて、あたしは何とか立ち上がる。
しかし、壁に身を預けながら部屋を出たところで、後ろから誰かに力強く肩を掴まれた。
「……なにしてるんだ、お前」
「……恭弥……?」
いつになく表情のない顔であたしを見下ろしてくる恭弥に、底知れぬ恐ろしさを感じて思わずたじろぐ。
けれど、ふたたびせり上がってきた吐き気に思わず口を抑えると、恭弥の目つきが変わった。



