────奪い取れ。
あたしは先生の言葉を頭の中で反芻しながら瞼を伏せる。
この戦闘性生活は意地とプライドだけで乗り越えられるものじゃない。
上辺だけの天才はすぐに蹴落とされる。
弱肉強食の、サバイバル。
「姫咲。そして、第20期マスターコースの生徒たち。お前らは今日この場を持って、初代ガーディアンだ。ガーディアンのミッションは奪うことじゃない。守り抜くことだ。自らの地位を、称号を、卒業するまで守り抜け」
〝ガーディアン〟――〝Guardian〟。
守り抜くことが、あたしたちのミッション。
「……まるでリアルRPGね」
ぽつりと呟いたあたしの声が張り詰めた空気の中に溶けて消えていった。
すると先生は重々しい空気をかき消すように「あ、そうだ」とあっけらかんな声を放った。



