「……なにが、望みなの」
「その座をボクに譲ってください」
つまり、ガーディアンズの座が欲しいと。
「今の学園じゃあ、ボクは完全に支配者になれない……それもこれも、全部あなた達がいるからなんですよねぇ」
「…………」
「目障りだ」
振り払うように、勢いよく顎を離されて体がどさっと地面に倒れ込む。
抵抗すら出来ないのは、心が限界に近いから。
心に防壁を作っていない状態で……過去の話を持ち出された時点で、
あたしは負けたんだ。
「だからぁ、クイーンズジョーカー……あなたのその地位をボクに下さい」
「……そんなことしたら、みんなが」
「そうですねぇ〝連帯責任〟ですもんねぇ。───でも、そんなのボクにはどうでもいい。誰がどうなろうと関係ない。ボクには王座が必要なんですよ」
あなたには似合わない〝王座〟がね。
見下すような、ひどく汚いものを見るかのような目であたしを一瞥し、葛城はあっけなく背を向けた。



