ガーディアンズッ☆彡



「天下の女王、お姫様……なーんて、この学園では言われていても、それを作る実態がこれじゃあ、たかが知れてますよねぇ」


「……や、やだ……その話を、あたしに……しないで……っ」


「あー、弱い弱い。結局そんなものですかねぇ、痛めつけるにもやりがいがないじゃないですか、クイーンズジョーカー?」



……なんなんだろう、この、男は。


自分に近づいてくる男を呆然と見つめていたら、ぐいっと顎を掴まれ、強制的に上を向かされた。



「……言いましたよねぇ? ボクはこれでも〝ハンチングクラッカー〟って呼ばれてるんですよぉ。いくら離島とはいえ、たかが人ひとりの過去を暴くなんて朝飯前……しかも、これだけ派手な過去であればねぇ」



じつに楽しそうに口を動かす葛城は、「もっともっとありますよぉ?」ともともと細い目をさらに細めた。



「……知られたくないですよねぇ、あなたの大事なオナカマに。彼らが離れていくのは辛いですもんねぇ」


「っ……それ、は……」


「あぁ、言っておきますケド、〝潰す〟可能性があるのはあなただけじゃないですよ? ボクの手にかかれば、彼らだっていつでも潰せますしねぇ」



────あぁ、コイツは、


正真正銘の、悪魔だ。


あたしがなにを一番嫌がるか、どうしたら〝自分の思い通り〟になるかを全て分かっているのだ。