「ま、どちらにせよ、呆れもんやな」
「あ?」
「ガーディアンも所詮その程度。自分らのリーダーの気持ちすら考えられへん男どもの集まりや。お嬢が気の毒でしゃあない」
先ほど花乃香に標準語で話すと言っていたくせに、結城はバカにしたように鼻を鳴らして、関西弁でこちらを責めたててくる。
恭也も柚も、珍しく苦虫を噛み潰したような顔で言い返さない。
……いや、言い返せないのか。
俺も、同じように。
ぐっと奥歯を噛み堪えていると、雪がため息をついて、かぶりを振った。
「……たしかに、そうかもしれないな」
その声は嘲笑を含んでいるかのようで。
雪らしくない、と思ったら、今度は打って変わって凛と結城を見据えた。
「そうかもしれないが、これは俺たちガーディアンの問題だ。部外者に口を出さないでもらいたい」
「へえ? あんな契約交わす仲でも部外者扱いか、ひどいもんやな」
「たとえ協力者の立場であったとしても、それとこれは別の話だろう」
「まぁ、そりゃそうやな。別にこっちも深入りするつもりはあらへん。俺が興味あるんは、お嬢だけやし」
平然と言いのける結城に恭也の眉間がピクッと反応を示す。
けれど、恭也が動き出す前に、俺が動いた。



