ガーディアンズッ☆彡



「ほんまにアホやな、あんたら」



あきれ声で扉の影から姿を現した男に、恭也の眉間に青筋が走る。


……結城哲平。


こいつが少し前から、外で立ち聞きをしていたことは気づいていた。


花乃香が言っていた『盗み聞き』。


俺たちがしていたことと何ら変わらない。


雪が青白くなっている日向を抱き直しながら、一歩前に進みでる。



「結城先輩、言われなくてもこいつらもちゃんと分かってますよ」


「いや、わかってへん」



結城は雪の柔らかい物言いを一刀両断する。


その瞳には強い意志が宿っており、ただ立っているだけでも貫禄を感じさせた。


さすが、三年間退学せずに有栖川で過ごしてきただけはある……らしい。



「……花乃香は、」



俺は迷いながらも、口をひらく。



「何に怒っていたんだ?」


「え、なにってそりゃ……僕らが盗み聞きしてたことでしょ?」



結城が答えるよりも先に、柚がしょぼんと肩を落とす。


たしかに、それはある。


それは、俺にもわかってる。


でも、さっきの花乃香はそれだけではなかったような───そんな気がするのだ。