「ガーディアンは星を全て奪い取られた時点で称号が剥奪されるから気をつけろよ」
「剥奪……って奪われるってこと?」
「あぁ。奪った奴、もしくは奪ったチームが次のガーディアンになるんだ」
つまり、ただでさえ日常的に戦闘が繰り広げられているなかで、ガーディアンはその〝的〟にならなければいけないわけだ。
「ちなみにガーディアンを除いた一般生徒のチームは常に連帯責任が課せられるからな。メンバーがひとり退学になれば、チーム内全員が退学となるから、誰かと組む時は注意が必要だぞ」
……どうやら“チーム性の追加”というのは、想像以上に厄介なものらしい。
たったひとりでも欠ければチーム内全員が命を落とす……なんて恐ろしいルールだろう。
「そんな絶望的な顔しなくても、初代ガーディアンは全員マスターコースの生徒だ。そう簡単にスターを奪われるほど弱くないさ」
たしかに、そうかもしれないけど。
そもそもこの学園は、天才しかいない。
マスターコースと言わずとも、あの入学試験をくぐりぬけた強者揃いの全生徒から狙われる役目なんて……新入生の肩にはあまりに重すぎやしないだろうか。
……いや、それを踏まえての天才育成計画なのかな。
ガーディアンとしての称号を守りきれる存在でなければ、この学園が――国家が本当に求めている真の天才とは言えない。
そう解釈するのなら、あたしを含めた初代ガーディアンのメンバーは、それなりの期待を背負わされているってことだ。



