哲平に『強い女』と言われた時、ただそれが当たり前だと思っていた。
当たり前だと思った上で、嬉しかった。
そう感じてくれることが、ただ純粋にあたしという存在を認めてくれたかのようで。
……でも、ガーディアンのみんなにとって、あたしは『強い女』じゃない。
あたし以外の全員が男で、あたしがいなくたってガーディアンとして十分成り立つ人材が揃っているから。
だから、たまにふと思ってしまうんだ。
リーダーとか、首席とかいっても、結局あたしはお荷物なんじゃないのかなって。
「くだらねぇこと言ってんなよ」
恭也が面倒くさそうに、前髪をかきあげ、眉間に皺を寄せる。
……まぁ、そうだよね。
わかってるよ、くだらないのは。
でも、そんなくだらないことでも、あたしにとっては十分悩みになってるんだよ。



