ガーディアンズッ☆彡



……恐らく、あえて。



「あえて、ソロを選んだのはなんで?」



哲平は自らそれを選んだんだ。


進めば進むほど険しくなっていくイバラの道を。



「なんで、か。んま、" あえて "言うなら俺が平和主義者だから、だな」


「平和主義者」


「ん。闘いたくないんだよ、俺はさ」



一瞬だけ。


ほんの一瞬だけ、哲平の顔に悲しげな翳りが浮かんだ気がした。


それは瞬きの間に消えてしまったけれど、きっと気のせいではないのだろう。



「……平和主義者なら、あたしと一緒ね」



あたしの知らない哲平のこれまでの二年間は───彼の人生は、決して甘いものではなかったはずだから。



「この学園でんなもん通用せんけどな」



哲平は、ははっと白い歯を見せて笑った。


応えるように「そうね」と苦笑して、あたしは教室の扉を開け、振り返る。



「じゃあまた」


「おー、またな。お嬢」


「" さん "が抜けただけじゃない」


「それもアリやろ」



なにがアリなんだか……全く。


自然と笑みが零れながら、あたしは今度こそ教室をあとにする。


後ろ手に扉を閉めて、手に持った契約書を見つめた。


存外時間がかかってしまったけれど、ここからが勝負どころだ。


けれど、まずは────。