「姫咲の総合戦闘力を持てば、最悪、卒業までの3年間にすべての生徒を倒すことだって不可能じゃない。そうなると困るのは学園……いや、国側だ。一応ここは、天才を育てるための施設だからな」
「あたしそんなこと出来る気がしないし、やる気もないから大丈……」
「よって、今年からカリキュラムと戦闘ルールが大幅に変更、見直しされることになった。そうして生まれたのが新カリキュラムってわけだ」
あたしの声を被せるように華麗にスルーした先生は、不気味なほど愉しそうだった。
……やっぱりこの人、コワイ。
「無論、全体的に見直しはされたが主旨は変わらない。これまでのカリキュラムに追加要素があるってだけだ。要は大型アップデートだな」
確かにゲームみたいな世界だけれど、その言い方はどうなんだろう。
バーチャルではなくリアルだっていうのに。
「────3つだ」
先生は3本の指をたてて、掲げた。
その場にいた全員の視線がそこに集まる。



