「奪う方法は人それぞれだ。ルールに沿った内容ならばその方法に関してはこちらは一切口出しをしない。……だからもちろん、時には危険が伴うこともあるだろう」
ああ、そういうこと。
それまで体内でうごめいていた熱がスーッと引いていくのがわかる。
先生の言葉を聞いて、妙に納得してしまっている自分に心の中で苦笑した。
まったくあたしって人間は本当につまらない。
普通ならありえない、と。
そんな生活ごめんだと、ここにいる生徒たち同様、全力で否定するものなんだろうけれど。
あたしにはそれを冷静に分析することしか出来ない。
まるで、プログラムを組み込まれたロボットのように。
「……でも先生、それって前のカリキュラムの話でしょ?」
「さすが姫咲。よく気づいたな」
「さっき“もとより”って言ってたし」
その言葉をありのまま受け止めるのなら、きっといま先生が説明したことは、新カリキュラムでも受け継がれているはずだ。
恐らく『新』の部分に、なにかがプラスされるんだろう。



