6人って……え?
あたしの同期、そんなにいるの?
「歴代最多だ。今期の生徒はとても優秀らしいな」
「でもそれは……」
今までの話からすると、どうもきな臭い。
マスターコース並の才を持つ生徒が6人も同時に集められるなんて、それこそ仕組まれたことではないのだろうか。
そうは思ったけれど、あたしは口を閉ざした。
先生からそれ以上は言うなと目線を送られたのだ。
言ったところでまた『機密事項だ』と返ってくるのがオチだし、わざわざアイコンタクトを送ってくるくらいだから、触れない方が良いことなんだろう。
「みんな驚いてるだろう。大丈夫だ。これからもっと驚くことがあるぞ」
「え」
「まわりくどいのは好きじゃないから単刀直入に言うとだな、今年から有栖川学園はこれまでのカリキュラムを廃止し、新しいカリキュラムが導入されることになった」
「えっ?」
「理由はただ一つ、ここにいる姫咲花乃香の入学だ」
「えぇぇぇっ!?」



