「で、天下のガーディアン様がなんの用だよ。俺もこいつも規約違反なんてしてねえぞ。ぎりぎりだがな」
「勝手に巻き込まないでくれ。あいにくだが、僕は貴様のように余裕のない動きはしないのだよ」
……それにしても、
クセが強いなぁ、この二人……。
むしろ相性が良さそうなコンビに自然と溜息をつきそうになるのを堪えて、あたしは横に首を振る。
もちろん笑顔はくずさない。
「規約で言えば、鳴海さん。散らかした物はちゃんと元の場所へ片付けて置いてくださいね。それと、これがハサミやカッターだったら一発アウトです。忠告までに」
久々の仕事モードで、下手に出るあたしに桂さんは悟ったようにそれきり口を開くのをやめた。
さすが、頭がいい。
しかし、一方の鳴海さんに関しては、どうもこちらの意図が伝わらないらしい。
高圧的な眼光を向けてくる。
「はっ、違反してねぇんだからいいだろ。つかお堅いねえ、ガーディアン様よ。そんなんでやってけんのかあ? ここはなぁ────」
けれど、その声はすぐに遮られた。



