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────翌日。
「よしいくか。皆、準備は出来てるな」
ユキちゃんのかけ声に、それぞれ頷く。
ガーディアン専用の制服を身にまとい、規約事項はばっちり頭に叩き込んで、みんな準備万端。
……とはいっても、恭也は当たり前のように派手に気崩しているし、
柚くんは中にアライグマの顔が描かれたゆるいパーカーを着ているし、
律くんですら髪に寝ぐせをつけたまま、なぜかネクタイはしていないしで、みんな通常営業だ。
ちゃんと制服らしく着ているのは、やっぱりユキちゃんだけ。
でも、そのユキちゃんですらいったい何が入っているのか肩から大きなボストンバックを下げていて、アンバランスさがハンパない。
ちなみに、日向サイズの制服も用意はされていたけれど、この小さい身体ではどうも動きにくそうだったので、ブレザーはやめてベストを着せることにした。
まぁ、これはこれで大きくて、なんだかワンピースみたいになっているような気もしなくはない。
……可愛いし。なにより、可愛いし。
「日向も平気ね?」
「……ん」
あたしと手を繋いで、日向はこくりと首を縦に振る。



