ガーディアンズッ☆彡



「これには学園の生徒たちのデータが入ってるんだ。諸々な」

「機密じゃねえか」

「ああ。だからパスワードがいるんだよ」

「そのパスワードってのは?」

「日向が知ってる」

「え、日向?」



一同の視線が日向へ集中した。


いまだ日向はあたしにしがみついたままで、いっこうに口を開こうとしない。



「落ち着いてから、っぽいねぇ」



柚くんがご機嫌をとるように日向へチョコレートを差し出したけれど、まるで無視だ。


しょぼんと肩を落として、柚くんは自分の口にそれを放り込む。



「僕、綺麗なお姉さんには好かれるんだけど、子どもにはなぜか嫌われるんだよねえ……」


「うさんくせーからだろ」


「もう、恭ちゃんうるさい。嫌い」


「俺は嫌われんのは慣れてんだよ」



相変わらず相性が合わないらしいふたりを、律くんとユキちゃんが咎めたけれど、2人はずっと青い火花を散らしたまま。



「ほんっと、恭ちゃんって俺様だし自分勝手だしうるさいし馬鹿だよねぇ。あー、怖い怖い」


「あぁ? 誰に向かって口聞いてんだガキ。お前のその多重人格ぶりの方が恐ろしいわ。同じチームとか虫唾が走るっつの」



口喧嘩はどんどんヒートアップしていき、またたくまに戦闘態勢へ。


しまいには手近にあるものを投げ合いはじめたふたりに、あたしは深い溜息をつく。


隣にいたなっちゃんも、つられるように溜息を吐いて、頭の後ろを掻いた。



「苦労すんな、リーダーさんよ」


……ええ、本当に。