ガーディアンズッ☆彡



「お前ら、PCは持ち歩いてるよな」



初日にもらった小型PCなら、いつも胸ポケットに忍ばせてある。


ここへ来る前はスマホを持ち歩いていたけれど、それの代わりみたいなものだ。


それぞれあたしたちが頷いたのを確認して、なっちゃんはホワイトボードにマーカーを滑らせる。



「主に、仕組みとしてはこうだ」



小型PCらしき絵と、先ほどもらったアンクレットがイコールで結ばれている図をさして、なっちゃんは腕を組んだ。



「これらは無線通信で繋がってる。つまり、データベースは常々同期しているわけなんだが──そうだな、例えば」



ピッとイコールを斜線で断ち切ったなっちゃんは、その下にバツ印を背負った棒人間を描きたして。



「無線通信はある一定の距離を離れると切れることになってる。それが切れた時、お前らのPCではある操作が出来なくなるんだ」


「……ある操作、ってのはつまり?」



聞き返しながら、ユキちゃんは眼鏡を左薬指で押し上げる。



「無論、規約違反を犯した奴にペナルティを取り付ける為の操作だよ」



ペナルティ、という言葉に、ずっと黙り込んでいた日向がびくりと肩を揺らした。


そしていつも以上にあたしにぎゅうっとくっついて、縋るような目で抱っこをせがんでくる。