ガーディアンズッ☆彡



マスタールームで疲れきったように寝ていた日向を思い出すと、胸が締めつけられる思いがした。



「……カノカ。泣いてる」


「っ……ね、日向?」



あたしの頬を流れた涙を小さな手で拭ってくれる日向に、そっと語りかける。


辛いとか苦しいとか我慢だとか、きっとそういうものは日向は一切感じていない。


感じていないというよりも、 感じられないのかもしれない。


それを仕事として、心を抹殺しながら今まで続けてきた日向にとっては"当たり前"のことだから。


けれど、あたしよりも遥かに小さい子どもが、ここまで色を失った瞳になるなんてあってはならないことだ。


ううん、そんなの、あたしが許さない。


日向の心を奪うなんてこと、絶対に。



「……あたしがそばにいるから」


「……?」


「ずっとそばにいるから、日向はちゃんとあたしを見ていて?」



行き場のなくした心を引き戻すのは、とても難しい。


そうならないために、あたしは日向を守っていかなくちゃいけない。


守りたいと思う。


こんなに小さな手のひらだ。


誰かが守ってあげなくては、この子はそのうち直に自分を保てなくなってしまう。


……昔のあたしのように。


空いてしまった穴は戻らないのだ。


決して、埋まらない。


それはいつも胸をすり抜けて、冷たく冷たく溶けることなく凍らせていく。


そんな思いを日向にはさせたくない。