fairy3 空の物語 上

「やっぱりお母さんは、凄いなぁ……」

将来自分にも子供ができて母親になるとき、お母さんみたいな人になりたいなあ。

そんなことを考えながら、私はタンスから服を引っ張り出し、着替えて下へと向かった。

朝ごはんは、私の大好きな目玉焼きとトーストだった。

トーストを一口ほうばった私は、部屋の中を見回してお父さんが居ないことに気がついた。

「そういえば、お父さん出かけたの?」

「今日も子供たちにサッカーを教えに行ってるわよ」

お母さんはコップに紅茶を注ぐと、私の目の前に座った。

「ふーん、お父さん男の子欲しかっただろうなあ」

私は、マーガリンを塗ったトーストを口に運ぶ。

「そうそう!雪菜にいいお知らせ」

「ん?なに?」

お母さんは、にこにことしていた。

何か嬉しいことでもあったのだろうか?