fairy3 空の物語 上

『お前こそ、散々ルルに酷いことをしておきながら、何もなかったようにルルの傍にいる気かよ!?』

『あの時のことは、悪かったと思っている。だから、こうしてルルの傍で罪を償いながら、ルルをサポートして行くと決めたんだ』

『だ・か・ら、ルルには“恋人”である、俺だけで十分だっての』

ハヤテは『恋人』というところを強調しながらグリードに言う。

しかし、グリードも負けじと言い返す。

『俺は、強欲の妖精だ。欲しいと思ったのもは、どんな手段を使ってでも手に入れる。サポート役の位置も、ルルの隣もな』

『こ、こいつ……』

あぁ、ハヤテの表情がみるみる険しくなっていく。

そんなことがあって、未だに言い合っているものだから、話も先に進めない。

『お前ら、いい加減にしろ』

ついにオルドが口を挟み、お互い渋々離れる。

『オルド、二人がサポート役として着くなら、二人はどんな位置につくの?』

『それは追々決める。まだ未熟な二人に特定の仕事を任せるのは無理がある』

『そ、そうだよね……』

てっきりすぐに仕事が割り振られると思っていたけど、しばらくは大丈夫そうだ。