【一葵】
『一葵、またこんなところに居たのか?』
「クロアか、どうかしたのか?」
『雪菜が目を覚ましたそうだぞ』
「そうか……」
良かった。
雪菜は無事みたいなんだな。
『まだ、目を覚まさないのか?』
「……まぁな」
俺の目の前には、ラースが眠っている。
「怪我が酷くて、しばらくは目を覚まさないらしい」
『仕方ないか……。あの時一葵のこと庇ってくれたんだもんな』
俺は、未だに納得できていない。
なぜ、あの時ラースが俺のことを庇ってくれたのか。
なんで、俺のことを守ってくれたのか……。
『目が覚めるまで傍にいるんだろ?』
「あぁ。どっちにしろ、今の状況の立て直すのが先だろうし、闘うことになるのはまだ先だろ?」
『そうだけど、いつでも動けるようにしとけよ?』
クロアはそう言うと、部屋から出て行った。
「動けるようにか……。そんなの、いつになるか分からねぇよ」
俺はあの時、ラースを置いてから闘いに戻るつもりだった。
でも、奏佑がーー
「一葵、お前は未来と一緒に行ってくれ」
「な、何言ってんだよ!お前こそ、未来と一緒に先に戻れ!俺は、アクを一発殴らないと気がおさまらないんだよ!」
俺の言葉に苦笑した奏佑は、気絶している未来を俺に寄越す。
「って、おい!奏佑、人の話を!」
「一葵には、みんなのことをお願いしたい」
「……まさか、お前残る気か?!」
奏佑は、返事の代わりに笑ってみせた。
そんなことしたら、戻ってこれるかどうかも分からない。
『一葵、またこんなところに居たのか?』
「クロアか、どうかしたのか?」
『雪菜が目を覚ましたそうだぞ』
「そうか……」
良かった。
雪菜は無事みたいなんだな。
『まだ、目を覚まさないのか?』
「……まぁな」
俺の目の前には、ラースが眠っている。
「怪我が酷くて、しばらくは目を覚まさないらしい」
『仕方ないか……。あの時一葵のこと庇ってくれたんだもんな』
俺は、未だに納得できていない。
なぜ、あの時ラースが俺のことを庇ってくれたのか。
なんで、俺のことを守ってくれたのか……。
『目が覚めるまで傍にいるんだろ?』
「あぁ。どっちにしろ、今の状況の立て直すのが先だろうし、闘うことになるのはまだ先だろ?」
『そうだけど、いつでも動けるようにしとけよ?』
クロアはそう言うと、部屋から出て行った。
「動けるようにか……。そんなの、いつになるか分からねぇよ」
俺はあの時、ラースを置いてから闘いに戻るつもりだった。
でも、奏佑がーー
「一葵、お前は未来と一緒に行ってくれ」
「な、何言ってんだよ!お前こそ、未来と一緒に先に戻れ!俺は、アクを一発殴らないと気がおさまらないんだよ!」
俺の言葉に苦笑した奏佑は、気絶している未来を俺に寄越す。
「って、おい!奏佑、人の話を!」
「一葵には、みんなのことをお願いしたい」
「……まさか、お前残る気か?!」
奏佑は、返事の代わりに笑ってみせた。
そんなことしたら、戻ってこれるかどうかも分からない。



