その頃、私と愛斗とソレイユは、みんなとはぐれてただひたすらに走っていた。
「ソレイユ、僕たちはどうなるんだ?」
『……分からない。出口はアクが塞いでしまっているから、この空間からは出られないんだ』
じゃあ、ただ捕まるのを待つだけってこと?
「きゃあ!」
「雪菜?!」
急に髪を後ろへ引っぱられた。
「い、たい……」
顔を上げると、そこには黒い影が笑いながら私を見下ろしているところだった。
それを見た私の体に鳥肌がたつ。
「ひぃ……!」
怖い、怖い……、怖い……!!
私は、生まれて初めて恐怖というものを知った。
「雪菜!」
愛斗が私に駆け寄ろうとするけど、ソレイユがそれを阻止する。
「どいてよソレイユ!このままじゃ雪菜が連れていかれる!」
『行ってお前に何か出来るのか?!』
「それは……」
ソレイユの言葉に、愛斗は視線を下げる。
『俺たちは、まだ加護を受けていない。闘える力がないんだ』
「でも、このまま雪菜を見捨てるなんて、僕には出来ない!」
愛斗とソレイユは言い合いをしていた。
そんな中私は、必死に考えていた。
どうすれば、この黒い影から逃げられるの?
どうすれば、愛斗からこの黒い影を遠ざけることが出来るの?
このままじゃ、私だけじゃなくて、みんなまで連れて行かれちゃう。
「そんなの……、嫌だ!」
自分にも妖精がいるなら、闘える力があるなら、みんなを守りたい!
お願い答えて!私の中にいる妖精!
私の心臓が大きく跳ねる。
私の中にいる妖精だって、私と同じ気持ちでしょ?
大切な人たちを守ろうよ!
あなたと一緒に闘いたいの!
「ソレイユ、僕たちはどうなるんだ?」
『……分からない。出口はアクが塞いでしまっているから、この空間からは出られないんだ』
じゃあ、ただ捕まるのを待つだけってこと?
「きゃあ!」
「雪菜?!」
急に髪を後ろへ引っぱられた。
「い、たい……」
顔を上げると、そこには黒い影が笑いながら私を見下ろしているところだった。
それを見た私の体に鳥肌がたつ。
「ひぃ……!」
怖い、怖い……、怖い……!!
私は、生まれて初めて恐怖というものを知った。
「雪菜!」
愛斗が私に駆け寄ろうとするけど、ソレイユがそれを阻止する。
「どいてよソレイユ!このままじゃ雪菜が連れていかれる!」
『行ってお前に何か出来るのか?!』
「それは……」
ソレイユの言葉に、愛斗は視線を下げる。
『俺たちは、まだ加護を受けていない。闘える力がないんだ』
「でも、このまま雪菜を見捨てるなんて、僕には出来ない!」
愛斗とソレイユは言い合いをしていた。
そんな中私は、必死に考えていた。
どうすれば、この黒い影から逃げられるの?
どうすれば、愛斗からこの黒い影を遠ざけることが出来るの?
このままじゃ、私だけじゃなくて、みんなまで連れて行かれちゃう。
「そんなの……、嫌だ!」
自分にも妖精がいるなら、闘える力があるなら、みんなを守りたい!
お願い答えて!私の中にいる妖精!
私の心臓が大きく跳ねる。
私の中にいる妖精だって、私と同じ気持ちでしょ?
大切な人たちを守ろうよ!
あなたと一緒に闘いたいの!



