fairy3 空の物語 上

「私たちも残るよ」

『そんなことしていいのか?雪菜と未来が心配するぞ?』

「未来なら大丈夫だ。たった数日俺がいなくても、あの子は強いから」

「私だって、雪菜を助けるためにも闘いたいんです」

『みんな……』

リヤンは、三人の様子を伺ったあと扉に向かい始める。

『お、下ろしてリヤン!私もーー』

『今のあなたには、無理って言ったでしょ?』

三体の影は、三人に襲いかかる。

『この先の闘いには、多少の犠牲も必要よ』

『っ!』

それじゃあまるで、二度とソレイユに会えないみたいじゃない!

『私は……』

今の私じゃ、ソレイユのところにいても足でまといになるだけ……。

結局私は、何一つ守れていないじゃない。

『ソレイユっ!』

私は、ソレイユに手を伸ばす。

扉が閉まる前に、最後にソレイユがこちらに目を向けた。

『っ!』

ソレイユは、優しく微笑んでいた。

その顔を見たら涙が溢れた。

『またな。シアン』

そして、ソレイユたちを残したまま扉は静かにしまった。