fairy3 空の物語 上

『分かった』

『ま、待ってソレイユ!』

私は、ソレイユに駆け寄る。

『待ってソレイユ!本気で言ってるの?!』

『あぁ』

ソレイユは、私の頬に手を伸ばす。

『大丈夫だシアン。俺は、死なない。お前の大切な話を聞くためにも、必ず生きて帰るから』

『でも……、でも!ソレイユまで居なくなったら、私は……』

ソレイユは、私に顔を近づけると優しく唇を重ねる。

『必ず帰るから、今はお願いだ。リヤンと一緒に行ってくれ』

『ソレイユ……』

『愛斗も覚悟を決めている。目を覚ました雪菜には、ありのままを伝えてくれ』

私の頬に涙がつたる。

『リヤン、頼む』

リヤンは私の背後に来ると、私の体を抱き抱える。

『だめ……。駄目だよソレイユ!!』

アクが手を振り下ろした時、三人の影がこちらに向かって来る。

「ソレイユ一人だけ残すはずがないだろ?」

すると、私たちの背後に奏佑と沙羅が姿を現す。