『俺のことは、歓迎されていないみたいだね』
男は、泉の上に降り立つ。
『なぜここが分かった?!』
『タイミンクが悪かったわね……』
「……アク?」
「え?!」
私は、何故かその名前を口にしていた。
『そう、俺がアクだ』
アクは手を広げると、黒いオーラを周りには放つ。
すると、さっきまで泉に流れていた水が汚れ、草木も枯れ果ててしまった。
『なっ!』
私たちは、アクの力に圧倒された。
「泉が一瞬にして……」
『ここは、キセキの泉って言うんだ』
アクは、喉の奥で笑いながら私たちに近づいてくる。
私たちは、こんなやつと闘わないといけないの?
私は、アクの表情にゾッとした。
『残りの妖精たちが、ここに居るなんて思っていなかったよ』
『何をしに来た!』
ソレイユが怒声でアクに問う。
『そんなの決まってるさ』
私は、嫌な予感がした。
『君たちを捕まえるためだよ』
妖精たちは、それぞれみんなに付く。
『でも、まさか主までいるとは思ってなかったけど……』
アクは、目を細めて私たちを見て来る。
「他の妖精たちは、どうしたんだ?!」
「愛斗?!」
愛斗は、震えながらもアクに聞く。
『俺の城で眠ってもらってる。お前たちも来れば分かるさ』
「誰がお前なんかに付いていくか!」
奏佑は、未来の手を握る。
『なら、力づくでも連れて行くまでだ』
アクは力強く目を見開くと、両手を広げ黒い影たちを生み出した。
そしてアクの呼び掛けと共に、七体の黒い影は私たちに向かって来る。
『ちっ!ローザ・クロア・クサン・ソレイユ・クレール!お前たちは主を守りながら逃げろ!!』
『分かってるわよ!』
『うん!』
「雪菜こっちだ!」
愛斗に手を引かれ、私たちはそれぞれバラバラの方向に逃げる。
『沙羅!こっちだよ』
「ま、待って!」
「未来!俺から離れるなよ」
「そ、奏佑……」
私たちは、ただこの森の中を逃げ回るだけだった。
「しつこいな……!クレール、出口はないのか?!」
『今探してるけど、アクが完全に道を閉じてるのよ!』
「じゃあ……」
「俺たちは、袋のネズミってわけだ」
「そんな……!」
奏佑の傍にいたオランジュは、拳に力を込めた。
『もしかして、もう諦めたの?貴方らしくもない』
『そんなわけないだろ!ただ……』
『ただ……?』
オランジュは、私に目を向けた。
『あいつさえ出てきてくれれば、こんな奴ら……』
『あまり、期待しない方がいいわよ。それよりも、優空たちを逃がす方法を考えないと』
「俺は、オランジュたちのこと信じてるぞ」
「私だってローザのこと信じてるよ!やっと会えたのに、また離れるなんて嫌だもん」
『未来……』
男は、泉の上に降り立つ。
『なぜここが分かった?!』
『タイミンクが悪かったわね……』
「……アク?」
「え?!」
私は、何故かその名前を口にしていた。
『そう、俺がアクだ』
アクは手を広げると、黒いオーラを周りには放つ。
すると、さっきまで泉に流れていた水が汚れ、草木も枯れ果ててしまった。
『なっ!』
私たちは、アクの力に圧倒された。
「泉が一瞬にして……」
『ここは、キセキの泉って言うんだ』
アクは、喉の奥で笑いながら私たちに近づいてくる。
私たちは、こんなやつと闘わないといけないの?
私は、アクの表情にゾッとした。
『残りの妖精たちが、ここに居るなんて思っていなかったよ』
『何をしに来た!』
ソレイユが怒声でアクに問う。
『そんなの決まってるさ』
私は、嫌な予感がした。
『君たちを捕まえるためだよ』
妖精たちは、それぞれみんなに付く。
『でも、まさか主までいるとは思ってなかったけど……』
アクは、目を細めて私たちを見て来る。
「他の妖精たちは、どうしたんだ?!」
「愛斗?!」
愛斗は、震えながらもアクに聞く。
『俺の城で眠ってもらってる。お前たちも来れば分かるさ』
「誰がお前なんかに付いていくか!」
奏佑は、未来の手を握る。
『なら、力づくでも連れて行くまでだ』
アクは力強く目を見開くと、両手を広げ黒い影たちを生み出した。
そしてアクの呼び掛けと共に、七体の黒い影は私たちに向かって来る。
『ちっ!ローザ・クロア・クサン・ソレイユ・クレール!お前たちは主を守りながら逃げろ!!』
『分かってるわよ!』
『うん!』
「雪菜こっちだ!」
愛斗に手を引かれ、私たちはそれぞれバラバラの方向に逃げる。
『沙羅!こっちだよ』
「ま、待って!」
「未来!俺から離れるなよ」
「そ、奏佑……」
私たちは、ただこの森の中を逃げ回るだけだった。
「しつこいな……!クレール、出口はないのか?!」
『今探してるけど、アクが完全に道を閉じてるのよ!』
「じゃあ……」
「俺たちは、袋のネズミってわけだ」
「そんな……!」
奏佑の傍にいたオランジュは、拳に力を込めた。
『もしかして、もう諦めたの?貴方らしくもない』
『そんなわけないだろ!ただ……』
『ただ……?』
オランジュは、私に目を向けた。
『あいつさえ出てきてくれれば、こんな奴ら……』
『あまり、期待しない方がいいわよ。それよりも、優空たちを逃がす方法を考えないと』
「俺は、オランジュたちのこと信じてるぞ」
「私だってローザのこと信じてるよ!やっと会えたのに、また離れるなんて嫌だもん」
『未来……』



