fairy3 空の物語 上

『行こう。シアン』

『うん!ソレイユ』

私は、アクにアジュールを構える。

『やっぱり、そう簡単には渡してくれないか』

アクは、鞘からジェネシスを抜く。

『さあ、最後の闘いと行こうか』

アクがそう呟いた時、アクは私たちに向かってきた。

「来るよ!」

私は、アジュールを赤く変色させる。

『はああ!』

アジュールとジェネシスがぶつかり合い火花が散る。

『シアン。俺と共に来い。そうすれば、雪菜の心だけは守ってやる』

『あなたの言葉なんて、信じるわけないでしょ!』

アクの背後に、ダンフラーンとリーマを構えた優空と一葵が、アクとの距離を縮める。

それに気がついたアクは、アジュールを押し返すと、ジェネシスでダンフラーンを迎え撃ち、左手の方で一葵の手首を掴む。

「な、なに!」

ジェネシスでダンフラーンを跳ね返し、アクはそのまま一葵を壁めがけて投げる。

『一葵!』

ラースの叫んだ声に気がついた一葵は、直ぐに体制を立て直し、両足を使って壁を蹴り、アクに向かって行った。

「そう何度も、壁やら地面にやら叩きつけられてたまるかっての!」

『ふーん。君って、意外と学ぶ方なんだね』

「な、なんだと!」

一葵の一撃を避けたアクは、後方へと飛ぶ。