fairy3 空の物語 上

ルルがラースに光を与えた?

それはどういうことなの?

『鍵を完成させるために……。シアン、あんたの力も必要なんだ』

『どうして……。鍵を完成させるためなら、第2のヴィーナスであるルルの力だけでも十分なんじゃ』

『それだけじゃ、鍵は完成しない』

ラースは、鞭に炎のをまとわせる。

『シアン!ラースから離れろ!』

ロートを構えたソレイユがこちらに向かって来る。

『ソレイユ!来ちゃだめ!』

ラースは横目でソレイユの位置を確認すると、炎をまとわせた鞭をソレイユめがけて投げる。

ラースの鞭が手首に絡まったソレイユは、ロートを持って行かれないように自分の方へと手首を引っ張る。

『残念だったなソレイユ、いくらお前が火炎抜刀術の使い手でも、私の炎にお前は勝てない』

そう言い放ったラースは、鞭にまとわせていた炎をソレイユの体へとつたらせる。

『ぐうっ!』

『ソレイユ!』

『お前はそこで燃えていろ』

ラースは、私に視線を戻すと言う。

『ルル様の次は、お前だ!』

『ラース!』