fairy3 空の物語 上

【シアン】

『ああああ!!』

『っ!』

ルルの悲鳴を聞いた私たちは、一斉にルルとアクの方へと目を向けた。

「シアン!ルルが!」

雪菜の声が頭の中に響く。

アクは、ルルから世界を壊す鍵を作る段階へと入った。

このままだと、世界を壊す鍵が完成してしまう!

『さぁ、始まったぜ。どうするお前ら』

グラトニーとラースは、私たちをアクのもとへ行かせないようにと位置につく。

「本当にこのままだと時間がないね」

「でも、いったいどうしたら」

『助けるしかないわよ』

私は、アジュールを構える。

『シアンの言う通りだ』

「そのためには」

「あいつらをぶっ飛ばさないとだめだね」

奏佑と未来も、それぞれ精霊剣を構える。

『行くよみんな!』

奏佑と未来はグラトニーへ、私とソレイユはラースに向かって走り出す。

『グラトニー、ラース。ルルから鍵を取り出すまでは時間稼ぎは頼んだよ』

『了解っす』

『分かりました』