fairy3 空の物語 上

「ま、またグラトニーと闘うんだ……」

未来が震えていることに気づいた奏佑は、未来の手を握った。

「奏佑?」

「大丈夫だよ未来。今回は俺も傍にいる。怖くなったら俺の背中に隠れるんだ」

「……嫌だ。もう、私だって闘える」

未来は、ロセウムを構える。

「それに、私の方がグラトニーと闘った経験があるから、危なくなったら奏佑は下がって」

「大事な妹を残して下がれないよ」

「も、もう妹扱いしないでよ!」

「はいはい」

未来と奏佑の目の前に、グラトニーは立ち止まる。

『俺の相手は、お前たちで良いのかぁ?』

「そうだよ!あの時みたいに、その斧にヒビ入れてあげるんだから」

『それはちっと勘弁してほしいなぁ。直すのに時間かかるんだわ』

「なら、今度は粉々に壊してやる」

奏佑は、精霊剣のキルとトスをくっつけ一つの刀へと姿を変形させる。

『最初から本気で来いよ?』

そして私とソレイユの目の前には、ラースが立ちはだかる。

『私は、全力でお前たちを殺しにかかる』

私とソレイユは、それぞれアジュールとロートを構える。

『エンヴィーとプライドの敵を取るために!』

『っ!』

ラースは私たちめがけて鞭を投げる。