fairy3 空の物語 上

【雪菜】

ハヤテたちの救出を終えた私たちは、次の作戦に移行していた。

「この上にルルが居るんだよね?」

『そうよ』

私たちは、アカツキに指定された場所へと向かっていた。

そして、長く続く螺旋階段をひたすら駆け上がって行く。

「アクは、空に一番近づける場所を選んだって言ってたな」

「でも、いったい何の為に?」

『分からない。でも、私たちの目的は一つだけ』

『そうだ』

螺旋階段を上り終わると、私たちの目の前に大きな扉が姿を現す。

「この中にルルが……」

「アクも居るんだね……」

『気を抜くなよ奏佑』

「分かってる」

私は、シアンを意識を交代させる。

『行こう。みんな』

「うん!」

私は扉に手を当て、ゆっくりと押して行く。

扉が完全に開ききった私たちは、部屋の中へと足を踏み込む。

『やぁ、待ってたよシアン』

『っ!』

私たちの目に前に、暗闇の中からアクが姿を現した。