fairy3 空の物語 上

だからアクは、ラースとグラトニーだけ自分のもとに置き、ラストとスロウスをグリードのもとに残した。

『頭の整理は出来たか?』

「ちょっとはな」

俺は、カルマンをグリードに向ける。

こうなった以上、無理矢理にでもあのクリスタルを破壊しないと駄目だ。

『シンク、これから俺がやることに付いて来れるか?』

「奇跡?」

「俺を、信じられるか?」

『……』

俺は、シンクの言葉を待った。

そしてーー

『当たり前じゃん!私は、奇跡と初めて会った時から信じてるんだから』

予想通りの応えが返ってきて軽く笑う。

「なら、安心した!」

カルマンに炎をまとわせる。

「じゃあ、行くぞシンク!」

『うん!』

俺は、カルマンを構えグリードに突っ込んで行った。