fairy3 空の物語 上

『あの時以来だな。八人目の守護者』

「そうだな」

俺は、もう一つのホルスターからカルマンを抜き、グリードに向けて銃弾を撃つ。

グリードは、顔を少し逸し銃弾を避けた後、俺から距離を取る。

『もう一つ拳銃があるのか……』

「精霊銃のカルマンは双拳銃だ。一つだけだと思っていたなら……」

俺はグリードを睨みつける。

「ここで死ぬぞ。お前……」

『ほざけ!』

するとグリードも空いている方の手に、もう一つ手甲鉤をはめる。

『ここで死ぬのはお前だ』

「言ってろ」

数秒間の沈黙が続いたあと、動いたのは同時だった。

俺はカルマンに氷結弾を埋め込み、二つの拳銃をグリードに向け氷結弾を撃つ。

グリードは銃弾が見えているのか、氷結弾を軽々と避けていく。

「本当に化物かよ」

『奇跡!来るよ!」

グリードは手甲鉤を構えると俺との距離を縮め、俺の顔めがけて手甲鉤で斬りかかる。