fairy3 空の物語 上

『オルドは、自分以外と認めた相手以外には決して鍵を使わせない。それなのに、何でこの男は鍵を持っているのよ?』

『それは、俺があげた鍵だからだ』

『理由が納得できない』

『なら、確実の応えをくれてやる』

アカツキは、本を閉じると目を細めてクレールを見下ろす。

『お前たちの中で奇跡は、一番力が強いし実力もあるからだ』

『だから鍵を渡したって言うの?』

『その通りだ。それに、奇跡なら鍵の扱いになれている。そんなの、今のお前たちには無理なことだ』

『へぇ、なるほど」

するとクレールは、優空君と無理矢理リンクをする。

「く、クレール!」

リンクすると思っていなかった優空君も驚いていた。

『少し体借りるわよ』

クレールは、精霊剣を抜くと奇跡に向かって行く。

「奇跡!」

私は、思わず奇跡の名前を叫んでいた。

「はぁ……」

奇跡は、ホルスターから精霊銃を抜くと銃口をクレールへと向けた。

「これだからクレールは嫌いなんだ」

奇跡の右目に照準が現れる。

『はぁぁぁ!』

高く飛び上がったクレールは、ダンフラーンを奇跡に振り下ろす。

そして奇跡は、容赦なくクレールめがけて弾丸を撃った。

バァンーー