fairy3 空の物語 上

グリードは目を細めると私たちに近づいて来る。

『何かあったのか?』

『あの廊下の前で、エンヴィーのリボンを見つけた』

『エンヴィーのリボンだと?』

スロウスの言葉を聞いたグリードは、私に目を見ける。

『ラース。お前に言わないといけないことがある』

『……なに?』

『プライドとエンヴィーのことだ』

『っ!』

私の中で嫌な予感がした。

『アクからさっき連絡を受けた。エンヴィーとプライドは、シアンたちに殺されたそうだ』

『っ!』

その言葉を聞いた瞬間、私の中で殺意と怒りが芽生えた。

スロウスは、私の様子に気づいたのか後付さる。

しかし、グリードは何一つ表情を変えない。

『なんで、エンヴィーが私に何も言わず外の世界に行ってるのさ?』

私は、グリードの胸ぐらを掴んで叫ぶ。

『グリード!何か知ってるなら全て聞かせろ!』

殺意と怒りで気がおかしくなりそうになる……。

このままでは、グリードを襲いかねない……。