「いつから気づいてた?」
「最初は、全然気が付かなかったよ?でも、ふとそんなことを思ったのはあの時かな」
「あの時?」
「私がトラックに跳ねられそうになった瞬間、聞こえたのよ」
望美は、俺の顔を覗き込むと言う。
「“母さん”って」
「っ!」
あの時俺は、とっさに『母さん!』と叫んでいた。
でも、あの瞬間で聞こえるものなのか?
「こう見えてお母さん、耳は良い方なんだよ?」
「はぁ……」
良いほうなんだ……。
「でも、奇跡が“違う”って言いはったら、私の思い違いだったのかなって思ったよ」
「それは無理だな。俺が生まれた時、“奇跡”って名付ければ直ぐに気づくだろ」
「それもそうだね」
望美は、席に戻ると軽く笑う。
「まさか、未来の自分の子供に助けられるなんて思ってもいなかったよ」
「俺だってそうだ。まさか、過去に来て、母さんと父さんを助けることになるなんて思ってなかったし」
「最初は、全然気が付かなかったよ?でも、ふとそんなことを思ったのはあの時かな」
「あの時?」
「私がトラックに跳ねられそうになった瞬間、聞こえたのよ」
望美は、俺の顔を覗き込むと言う。
「“母さん”って」
「っ!」
あの時俺は、とっさに『母さん!』と叫んでいた。
でも、あの瞬間で聞こえるものなのか?
「こう見えてお母さん、耳は良い方なんだよ?」
「はぁ……」
良いほうなんだ……。
「でも、奇跡が“違う”って言いはったら、私の思い違いだったのかなって思ったよ」
「それは無理だな。俺が生まれた時、“奇跡”って名付ければ直ぐに気づくだろ」
「それもそうだね」
望美は、席に戻ると軽く笑う。
「まさか、未来の自分の子供に助けられるなんて思ってもいなかったよ」
「俺だってそうだ。まさか、過去に来て、母さんと父さんを助けることになるなんて思ってなかったし」



