するとナデシコは、ある部屋の扉の前に立ち止まった。
『ここは、確か……』
ナデシコの部屋だ。
ここで、俺とシアンはよくナデシコと一緒に遊んだ。
今は、誰も使っていないはずだけど?
『ソレイユ』
『ナデシコ?』
ナデシコは、俺を見ながら扉の方に指をさした。
『ここに、何かあるのか?』
俺の言葉にナデシコは頷く。
『僕じゃ、何も出来ないから』
『えっ?』
扉の方をよく見ると、薄っすらと開いていたことに気がついた。
そして誰かが声を殺して泣いていることも。
『ま、まさかっ!』
ナデシコに目を向けようとした時、そこにはもうナデシコの姿はなかった。
『ナデシコ……』
今のナデシコ、幻だったのか?
それともーー
俺は、扉に向き直りゆっくりと扉を押す。
するとそこには、体を丸めて泣いているシアンの姿があった。
『シアンっ!』
『っ!』
俺の声に気づいたシアンは、ゆっくりとこちらを振り返る。
『そ、ソレイユ?』
『っ!』
俺は、シアンに駆け寄り思いっきり体を抱きしめた。
『大丈夫だ。シアン!』
『ソ、レイユ……』
シアンは、俺の服を掴む。
『お前は、用無しなんかじゃない。俺には、お前が必要だ!』
『でも……』
俺は、シアンの顔を覗き込む。
『もう、何の為に闘ったらいいのか分からないよ……』
シアンは、そう言い両手で顔を覆って泣き始める。
『ここは、確か……』
ナデシコの部屋だ。
ここで、俺とシアンはよくナデシコと一緒に遊んだ。
今は、誰も使っていないはずだけど?
『ソレイユ』
『ナデシコ?』
ナデシコは、俺を見ながら扉の方に指をさした。
『ここに、何かあるのか?』
俺の言葉にナデシコは頷く。
『僕じゃ、何も出来ないから』
『えっ?』
扉の方をよく見ると、薄っすらと開いていたことに気がついた。
そして誰かが声を殺して泣いていることも。
『ま、まさかっ!』
ナデシコに目を向けようとした時、そこにはもうナデシコの姿はなかった。
『ナデシコ……』
今のナデシコ、幻だったのか?
それともーー
俺は、扉に向き直りゆっくりと扉を押す。
するとそこには、体を丸めて泣いているシアンの姿があった。
『シアンっ!』
『っ!』
俺の声に気づいたシアンは、ゆっくりとこちらを振り返る。
『そ、ソレイユ?』
『っ!』
俺は、シアンに駆け寄り思いっきり体を抱きしめた。
『大丈夫だ。シアン!』
『ソ、レイユ……』
シアンは、俺の服を掴む。
『お前は、用無しなんかじゃない。俺には、お前が必要だ!』
『でも……』
俺は、シアンの顔を覗き込む。
『もう、何の為に闘ったらいいのか分からないよ……』
シアンは、そう言い両手で顔を覆って泣き始める。



