『それほどまでに、アカツキにとって彼女はとても大切な人なんだね』
『はい……』
『……分かりました』
『ヴィーナス?!』
見ない間に大きく成長したヴィーナスが、俺の前まで歩いて来る。
『そもそも、あなたたちを無理矢理側近にしたのはこの私です。アカツキ、あなたが思うように生きなさい』
『ヴィーナス……ありがとうございます……』
俺は、深々と頭を下げた。
本来なら俺は、ヴィーナスを守らないといけない立場だ。
でも、ヴィーナスはそんな俺に“自由”をくれた。
だからこそ、俺は最後まで晶の成長を見届けることが出来た。
ヴィーナスには、感謝しきれない思いがある。
『……』
オルドは、何も言ってくれず、一人部屋から出て行った。
俺は、オルドの願いを二度も裏切ってしまった。
俺自身も、オルドにかける言葉が見当たらず、俺たちは別れることになった。
そしてすれ、俺たちが違ったまま晶は教師になった。
俺の願いは達成され、心から嬉しいと感じた。
今でも、緊張しながら自分の初めての生徒に挨拶している晶の姿が、脳裏に浮かぶことがある。
俺は、晶の心の妖精ではないが、あいつの妖精で良かったと思っている。
その後、俺はヴィーナスの命により、ルルたち七人の妖精たちを守護妖精として任命した。
もちろん俺自身もだ。
守護妖精として、元側近として、これからヴィーナスの為に働こうと思っていた時だった。
あの事件が起きたのは――
『はい……』
『……分かりました』
『ヴィーナス?!』
見ない間に大きく成長したヴィーナスが、俺の前まで歩いて来る。
『そもそも、あなたたちを無理矢理側近にしたのはこの私です。アカツキ、あなたが思うように生きなさい』
『ヴィーナス……ありがとうございます……』
俺は、深々と頭を下げた。
本来なら俺は、ヴィーナスを守らないといけない立場だ。
でも、ヴィーナスはそんな俺に“自由”をくれた。
だからこそ、俺は最後まで晶の成長を見届けることが出来た。
ヴィーナスには、感謝しきれない思いがある。
『……』
オルドは、何も言ってくれず、一人部屋から出て行った。
俺は、オルドの願いを二度も裏切ってしまった。
俺自身も、オルドにかける言葉が見当たらず、俺たちは別れることになった。
そしてすれ、俺たちが違ったまま晶は教師になった。
俺の願いは達成され、心から嬉しいと感じた。
今でも、緊張しながら自分の初めての生徒に挨拶している晶の姿が、脳裏に浮かぶことがある。
俺は、晶の心の妖精ではないが、あいつの妖精で良かったと思っている。
その後、俺はヴィーナスの命により、ルルたち七人の妖精たちを守護妖精として任命した。
もちろん俺自身もだ。
守護妖精として、元側近として、これからヴィーナスの為に働こうと思っていた時だった。
あの事件が起きたのは――



