“好きだ”と言いかけた時、勢いよく部屋の扉が開かれた。
『な、なに?』
『さ、さぁ……?』
振り返ってみると、そこには息を切らしたアスナが立っていた。
それを見た私たちは、体を固まらせた。
『シアン様、どうして動いているんですか?』
『そ、それはえっと……』
気のせいだろうか、アスナの背後に赤いオーラが見えるんだけど……。
『まだ体を動かしていいと、許可した覚えはありませんけど?』
『そ、そうだけど……』
普段、私たち守護妖精に礼儀正しく接してくれてるアスナだけど、怪我や病気のこととなると別だ。
守護妖精でも容赦なく完治するまで付きまとって来る。
『さぁ早く、ベッドに横になってください』
『は、はい!』
私は、急いでベッドの中に潜り込んだ。
それを確認したアスナは、軽く溜め息をつくと、包帯の入った箱を運んでくる。
『いくらシアン様が他の妖精と違って怪我の治りが早くても、完治するまでは外に出しませんから』
『は、はい……』
肩を落とした私は、しぶしぶ頷くことしかできなかった。
そしてアスナは、ソレイユをギロリと睨む。
『うっ!』
『ソレイユ様も、シアン様を動かすような真似はしないでくださいね!』
『じ、十分承知しました……』
『ならいいです。包帯取り替えますね』
アスナは、ソレイユの包帯を解き始める。
私は、その様子を横目で伺った。
そして、ソレイユの傷跡を目の当たりして目を丸くした。
『まだ完全には、塞がっていませんね』
『激しい闘いをしたからな、この傷は跡として残ると思う』
私は、拳に力を込めた。
『今度は、必ずみんなを守ってみせる』
もう、これ以上みんなが傷つかに為にも、私はもっと強くならないと……。
私は、アスナに雪菜のことを聞いてみた。
『ねぇアスナ、雪菜は大丈夫?』
『雪菜様ですか……』
アスナは、浮かない表情をしてソレイユの体に包帯を巻いていく。
『アスナ?』
『実は、雪菜様なんですが』
『もしかして、雪菜に何かあったの?!』
もし何かあったとするなら、グリードと闘った時に見たあの姿。
あれは結局何だったの?
『いえ、大したことではないんですが。傷がですね……』
『傷?』
『雪菜様もシアン様たち同様に、大怪我をしてここに運ばれました。しかし、先程様子を見に行ったら』
『見に行ったら?』
『雪菜様の体から、傷が跡形もなく消えていました』
『っ!』
『な、なんだって!』
あの傷が跡形もなく消えた……?
たしか、前にアクと闘った時も同じことがあった。
『な、なに?』
『さ、さぁ……?』
振り返ってみると、そこには息を切らしたアスナが立っていた。
それを見た私たちは、体を固まらせた。
『シアン様、どうして動いているんですか?』
『そ、それはえっと……』
気のせいだろうか、アスナの背後に赤いオーラが見えるんだけど……。
『まだ体を動かしていいと、許可した覚えはありませんけど?』
『そ、そうだけど……』
普段、私たち守護妖精に礼儀正しく接してくれてるアスナだけど、怪我や病気のこととなると別だ。
守護妖精でも容赦なく完治するまで付きまとって来る。
『さぁ早く、ベッドに横になってください』
『は、はい!』
私は、急いでベッドの中に潜り込んだ。
それを確認したアスナは、軽く溜め息をつくと、包帯の入った箱を運んでくる。
『いくらシアン様が他の妖精と違って怪我の治りが早くても、完治するまでは外に出しませんから』
『は、はい……』
肩を落とした私は、しぶしぶ頷くことしかできなかった。
そしてアスナは、ソレイユをギロリと睨む。
『うっ!』
『ソレイユ様も、シアン様を動かすような真似はしないでくださいね!』
『じ、十分承知しました……』
『ならいいです。包帯取り替えますね』
アスナは、ソレイユの包帯を解き始める。
私は、その様子を横目で伺った。
そして、ソレイユの傷跡を目の当たりして目を丸くした。
『まだ完全には、塞がっていませんね』
『激しい闘いをしたからな、この傷は跡として残ると思う』
私は、拳に力を込めた。
『今度は、必ずみんなを守ってみせる』
もう、これ以上みんなが傷つかに為にも、私はもっと強くならないと……。
私は、アスナに雪菜のことを聞いてみた。
『ねぇアスナ、雪菜は大丈夫?』
『雪菜様ですか……』
アスナは、浮かない表情をしてソレイユの体に包帯を巻いていく。
『アスナ?』
『実は、雪菜様なんですが』
『もしかして、雪菜に何かあったの?!』
もし何かあったとするなら、グリードと闘った時に見たあの姿。
あれは結局何だったの?
『いえ、大したことではないんですが。傷がですね……』
『傷?』
『雪菜様もシアン様たち同様に、大怪我をしてここに運ばれました。しかし、先程様子を見に行ったら』
『見に行ったら?』
『雪菜様の体から、傷が跡形もなく消えていました』
『っ!』
『な、なんだって!』
あの傷が跡形もなく消えた……?
たしか、前にアクと闘った時も同じことがあった。



