【アク】
『グリードのやつ、面白い話しを持ってきてくれたものだよ』
さっきグリードから聞かされた、雪菜のもう一つのリンクした姿。
妖精は、人間に一人しか付かない。
そうなればmリンク出来るのもその妖精だけになる。
だが、雪菜はシアンという自分の妖精が居ながら、シアンとは別の妖精とリンクした。
『考えられるのは、あいつだけだが……』
あいつは、俺が殺したはずだ。
まだ赤子だったあいつを、俺はキセキの泉に投げ捨てた。
泉の中で生きていたという話は、聞いたことがない。
これまで一度もーー
『あいつなら、可能だというのか?』
もし生きているとするなら、とっくに俺を殺しに来ているだろう。
『何を考えているんだ……?』
雪菜のリンクした姿を見たのはグリードだけ、俺が直接目にする必要があるか?
「ねぇアク、何を考えているの?」
『イヴか?』
イヴは、ガラスケースの上に座りながら足を揺らしていた。
『ちょっとな、昔殺したやつのことを思い出していた』
「昔殺したやつ?それって誰なの?」
そうかイヴは、知らなかったね。
『話してあげるよ。こっちにおいで』
イヴに手招きをし、俺はイヴを膝の上に座らせる。
『これは、イヴと会う前の話だ』
「私と?」
『あぁ』
俺は、目をつぶり昔のことを思い出す。
シアンとリヤンが双子として生まれた時のことを――
☆ ☆ ☆
『母様、また新しい子が生まれたと聞きました』
『どうしたのアク?その子たちの顔でも見に来たの?』
『いえ、母様の体が心配で……』
母様は、双子の赤子を抱きながら優しく微笑んでいた。
母様の体なんて心配してないさ。
俺はただ、この双子がこの先俺の邪魔になる存在なのかを見極めに来たんだ。
『グリードのやつ、面白い話しを持ってきてくれたものだよ』
さっきグリードから聞かされた、雪菜のもう一つのリンクした姿。
妖精は、人間に一人しか付かない。
そうなればmリンク出来るのもその妖精だけになる。
だが、雪菜はシアンという自分の妖精が居ながら、シアンとは別の妖精とリンクした。
『考えられるのは、あいつだけだが……』
あいつは、俺が殺したはずだ。
まだ赤子だったあいつを、俺はキセキの泉に投げ捨てた。
泉の中で生きていたという話は、聞いたことがない。
これまで一度もーー
『あいつなら、可能だというのか?』
もし生きているとするなら、とっくに俺を殺しに来ているだろう。
『何を考えているんだ……?』
雪菜のリンクした姿を見たのはグリードだけ、俺が直接目にする必要があるか?
「ねぇアク、何を考えているの?」
『イヴか?』
イヴは、ガラスケースの上に座りながら足を揺らしていた。
『ちょっとな、昔殺したやつのことを思い出していた』
「昔殺したやつ?それって誰なの?」
そうかイヴは、知らなかったね。
『話してあげるよ。こっちにおいで』
イヴに手招きをし、俺はイヴを膝の上に座らせる。
『これは、イヴと会う前の話だ』
「私と?」
『あぁ』
俺は、目をつぶり昔のことを思い出す。
シアンとリヤンが双子として生まれた時のことを――
☆ ☆ ☆
『母様、また新しい子が生まれたと聞きました』
『どうしたのアク?その子たちの顔でも見に来たの?』
『いえ、母様の体が心配で……』
母様は、双子の赤子を抱きながら優しく微笑んでいた。
母様の体なんて心配してないさ。
俺はただ、この双子がこの先俺の邪魔になる存在なのかを見極めに来たんだ。



