『雪菜が、シアン以外の者とリンクした可能性があります』
『シアン以外の奴とリンクだと?!』
アクは、驚き目を見開く。
『その者は、俺の手甲鉤を一瞬にして止めました』
『……』
アクは、俺から目を逸らすと何かを考え始める。
『雪菜の体に異変が起こったのか……。だとしたら、まさか……』
『よろしければ、俺が独自に調査を』
『構うことない。気にするな』
『し、しかし……』
アクの冷酷な瞳を見た俺は、それ以上何も言えずアクの言うことに従った。
☆
アクの報告を終えた俺は、ルルの部屋を訪れていた。
『入るぞルル』
部屋の中に入った時、目の前の光景に俺は目を疑った。
『な、なんだこれ……』
『……グリー……ド……』
俺は、急いでルルに近寄る。
ルルの背中から薄青色の羽が生えかけていた。
そのせいなのか、ルルはとてもぐったりしているように見えた。
『まさか、これがアクの言っていたヴィーナスになる前の前兆!?』
俺は、ルルの額に手を当てる。
『熱い……』
ただ熱いというレベルではなかった。
ルルの体は、熱湯でもかけられたように熱い。
『羽が生成された時の影響か……』
アクは、今のルルのこの状況は把握しているだろう。
だがこのまま放ったらかしで大丈夫なのか?
これ以上熱が上がれば、ルルの体にも負担がかかってしまう。
『ラース、居るか!』
ラースは、直ぐにルルの部屋へと姿を現す、そして俺同様にルルの姿を見て驚いた表情を浮かべた。
『る、ルル様!これは一体……』
『ラース!今すぐ布と冷たい水を用意しろ!』
『わ、分かった!だが、お前の傷の手当は!』
『このくらいの傷どうってことない。ルルのことを優先しろ』
『わ、分かった』
ラースは、慌てて部屋から出て行く。
『シアン以外の奴とリンクだと?!』
アクは、驚き目を見開く。
『その者は、俺の手甲鉤を一瞬にして止めました』
『……』
アクは、俺から目を逸らすと何かを考え始める。
『雪菜の体に異変が起こったのか……。だとしたら、まさか……』
『よろしければ、俺が独自に調査を』
『構うことない。気にするな』
『し、しかし……』
アクの冷酷な瞳を見た俺は、それ以上何も言えずアクの言うことに従った。
☆
アクの報告を終えた俺は、ルルの部屋を訪れていた。
『入るぞルル』
部屋の中に入った時、目の前の光景に俺は目を疑った。
『な、なんだこれ……』
『……グリー……ド……』
俺は、急いでルルに近寄る。
ルルの背中から薄青色の羽が生えかけていた。
そのせいなのか、ルルはとてもぐったりしているように見えた。
『まさか、これがアクの言っていたヴィーナスになる前の前兆!?』
俺は、ルルの額に手を当てる。
『熱い……』
ただ熱いというレベルではなかった。
ルルの体は、熱湯でもかけられたように熱い。
『羽が生成された時の影響か……』
アクは、今のルルのこの状況は把握しているだろう。
だがこのまま放ったらかしで大丈夫なのか?
これ以上熱が上がれば、ルルの体にも負担がかかってしまう。
『ラース、居るか!』
ラースは、直ぐにルルの部屋へと姿を現す、そして俺同様にルルの姿を見て驚いた表情を浮かべた。
『る、ルル様!これは一体……』
『ラース!今すぐ布と冷たい水を用意しろ!』
『わ、分かった!だが、お前の傷の手当は!』
『このくらいの傷どうってことない。ルルのことを優先しろ』
『わ、分かった』
ラースは、慌てて部屋から出て行く。



