【グリード】
『……申し訳ございません。アク様』
俺は、アクの前でひざまついていた。
『……』
アクは、きっと冷酷な瞳で俺を見下ろしていることだろう。
だって俺は、アクの期待に応えることが出来ずに、シアンを逃し怪我を負ってのこのこと帰ってきたのだから。
『一体、何があったんだい?』
『実は……』
俺は、言う覚悟を決めてアクに全てを伝える。
『八人目の守護者と名乗る男が現れました』
『っ?!』
アクは、驚いて目を丸くした。
驚くのも無理もない。
俺だって未だに信じられないことだと思っている。
守護妖精は、元々七人しか存在しない特別な妖精だ。
なのに、今日八人目と名乗る守護妖精の持ち主が現れた。
『八人目の守護妖精……、その子の名前は何ていうの?』
『男がシンクと言っていました』
『シンク、ねぇ……』
アクは、その名前に聞き覚えがあったように見えた。
すると、アクは笑顔を浮かべながら俺に言う。
『とりあえず休んでくれグリード。その八人目の守護者は、俺の方でも調べてみる』
『申し訳ございません。俺は、ご期待に添えることが出来ませんでした』
アクは、俺の元まで歩いて来ると言う。
『別にいいさ。シアンを連れてくる機会はいくらでもある、そのためにも早く傷を治してくれよ』
『ありがたきお言葉です』
マントをひるがえしたアクに、俺はある事を思い出しアクを呼び止める。
『あ、アク……様』
『なに?グリード』
『もう一つ、知っておいてほしいことがあります』
アクは、ゆっくりと俺の方へと振り返った。
『男が現れる前、俺はソレイユを殺そうとしました』
『それで?』
『その時、雪菜の体にある異変が起きました』
『異変……?』
アクは、俺の言葉に目を細めた。
あの時のことは、よく覚えている。
突然俺の目の前に現れ、俺の手甲鉤を一瞬で止めたあの姿ーー
あの姿に俺は、見覚えがなかった。
シアンとのリンクは外されていて、本来なら動けるはずのない体を、あいつは誰かとリンクを行い、俺の手甲鉤を止めた。
『……申し訳ございません。アク様』
俺は、アクの前でひざまついていた。
『……』
アクは、きっと冷酷な瞳で俺を見下ろしていることだろう。
だって俺は、アクの期待に応えることが出来ずに、シアンを逃し怪我を負ってのこのこと帰ってきたのだから。
『一体、何があったんだい?』
『実は……』
俺は、言う覚悟を決めてアクに全てを伝える。
『八人目の守護者と名乗る男が現れました』
『っ?!』
アクは、驚いて目を丸くした。
驚くのも無理もない。
俺だって未だに信じられないことだと思っている。
守護妖精は、元々七人しか存在しない特別な妖精だ。
なのに、今日八人目と名乗る守護妖精の持ち主が現れた。
『八人目の守護妖精……、その子の名前は何ていうの?』
『男がシンクと言っていました』
『シンク、ねぇ……』
アクは、その名前に聞き覚えがあったように見えた。
すると、アクは笑顔を浮かべながら俺に言う。
『とりあえず休んでくれグリード。その八人目の守護者は、俺の方でも調べてみる』
『申し訳ございません。俺は、ご期待に添えることが出来ませんでした』
アクは、俺の元まで歩いて来ると言う。
『別にいいさ。シアンを連れてくる機会はいくらでもある、そのためにも早く傷を治してくれよ』
『ありがたきお言葉です』
マントをひるがえしたアクに、俺はある事を思い出しアクを呼び止める。
『あ、アク……様』
『なに?グリード』
『もう一つ、知っておいてほしいことがあります』
アクは、ゆっくりと俺の方へと振り返った。
『男が現れる前、俺はソレイユを殺そうとしました』
『それで?』
『その時、雪菜の体にある異変が起きました』
『異変……?』
アクは、俺の言葉に目を細めた。
あの時のことは、よく覚えている。
突然俺の目の前に現れ、俺の手甲鉤を一瞬で止めたあの姿ーー
あの姿に俺は、見覚えがなかった。
シアンとのリンクは外されていて、本来なら動けるはずのない体を、あいつは誰かとリンクを行い、俺の手甲鉤を止めた。



