『あいつが事を起こす前に殺したら、何の意味もないじゃない』
「意味もないだと?」
『どういうこと……?』
『ねぇ知ってる?“アクを殺す”という使命を受けた者の末路を?』
俺は、首を左右に振った。
それは、俺も知らないことだ。
『アクを殺したものは、最後は消えてなくなるのよ』
『き、消えるって……』
「お前まさか……!」
『私が無理矢理この使命を受けさせるために行動をとったのは、ただ私が消えたいだけだから』
自分が消えたいということのためだけに、こいつは最初から全て準備してきたのか?!
そんなことが可能だというのか!?
『だから、シアンの力も半分ほど貰ったのよ』
『シアンの力を半分貰ったって?』
『あの子、一度死んでるわよ』
「っ?!」
『あの子馬鹿だから。一回この泉に落ちたのよ。私が助けた時に、力を半分貰って、記憶操作をしたのよ』
「なんで、シアンにまでそんなことを……」
『……気に入らないのよ』
リヤンから漏れる殺気に、俺はまた一歩下がる。
『アクを殺す使命を受けるのは、私だけで十分なはずだったのに、ヴィーナスのやつは、私の双子の妹としてシアンにまでアクを倒す使命を与えた』
『それが、気に入らないの?』
『気に入らないわね、あんなやつを妹だなんて、私は思った事ないけど』
「だからシアンから力を奪ったのか?」
『そうよ』
じゃあその半分の力があれば、雪菜がグリード相手にあんなに苦戦することはなかったはずだ。
シアンも元々は、リヤンと同じくらい力を持っていたんじゃないのか?
「意味もないだと?」
『どういうこと……?』
『ねぇ知ってる?“アクを殺す”という使命を受けた者の末路を?』
俺は、首を左右に振った。
それは、俺も知らないことだ。
『アクを殺したものは、最後は消えてなくなるのよ』
『き、消えるって……』
「お前まさか……!」
『私が無理矢理この使命を受けさせるために行動をとったのは、ただ私が消えたいだけだから』
自分が消えたいということのためだけに、こいつは最初から全て準備してきたのか?!
そんなことが可能だというのか!?
『だから、シアンの力も半分ほど貰ったのよ』
『シアンの力を半分貰ったって?』
『あの子、一度死んでるわよ』
「っ?!」
『あの子馬鹿だから。一回この泉に落ちたのよ。私が助けた時に、力を半分貰って、記憶操作をしたのよ』
「なんで、シアンにまでそんなことを……」
『……気に入らないのよ』
リヤンから漏れる殺気に、俺はまた一歩下がる。
『アクを殺す使命を受けるのは、私だけで十分なはずだったのに、ヴィーナスのやつは、私の双子の妹としてシアンにまでアクを倒す使命を与えた』
『それが、気に入らないの?』
『気に入らないわね、あんなやつを妹だなんて、私は思った事ないけど』
「だからシアンから力を奪ったのか?」
『そうよ』
じゃあその半分の力があれば、雪菜がグリード相手にあんなに苦戦することはなかったはずだ。
シアンも元々は、リヤンと同じくらい力を持っていたんじゃないのか?



