「あれ?葭月(かげつ)はどうした?」
先生の言葉に、みんなは優空君の席に目を向けた。
そこは空席になっていて、鞄もかかっていなかった。
「休みなんて珍しいね」
「うん、優空が休むなんてこと今までなかったのにどうしたのかな?」
私と愛斗は小声で話した。
「休みかな?じゃあ、早速──」
先生がチョークを持ったと同時に、教室の扉が勢いよく開けられた。
クラスのみんなは、一斉にそちらに振り向く。
そこには、息を切らした優空君が立っていて息を整えていたところだった。
「おはよう葭月、もしかして寝坊か?」
「……まぁ、そんなところです」
優空君は、何もなかったように教室の扉を閉めて、自分の席についた。
「さ、さすが優空……」
「う、うん」
でも、遅れてきたのは珍しい。
私と違って寝坊なんてことはないと思うけど?
私は、チラッと優空君を見る。
優空君は、私の視線に気づいたのか窓の外を向いてしまった。
やっぱり、無愛想だ。
彼は、葭月優空(かげつゆう)君と言って、あの有名なアイドル、東雲刹奈(しののめせつな)さんの息子さんなんだ。
本人は、アイドルとかそういう仕事には興味ないって前に言っていた。
顔はお母さん譲りで整ってるし、髪はさらさらだし、肌は男の子なのに色白。
そして、なによりクールだった。
それはもちろん、周りの女の子が見逃すはずがないんだけど、優空君は人と居るのが嫌みたいでいつも一人でいる。
女の子からの告白も、全部断ってるみたい。
私は、頬を染めてノートに落書きをする。
そして、私は優空君に密かに好意を寄せていた。
きっかけは些細なことだったけど、それでも彼を好きになるには十分だった。
この気持ちを知っているのは、沙羅と未来だけ。
愛斗や奏佑に相談したら、何を言われるか分からないし、一葵なんて絶対馬鹿にしてくる。
だって、一葵と優空君の仲は凄く最悪だから。
「優空だけはやめとけ!」
とか言い出しそう。
先生の言葉に、みんなは優空君の席に目を向けた。
そこは空席になっていて、鞄もかかっていなかった。
「休みなんて珍しいね」
「うん、優空が休むなんてこと今までなかったのにどうしたのかな?」
私と愛斗は小声で話した。
「休みかな?じゃあ、早速──」
先生がチョークを持ったと同時に、教室の扉が勢いよく開けられた。
クラスのみんなは、一斉にそちらに振り向く。
そこには、息を切らした優空君が立っていて息を整えていたところだった。
「おはよう葭月、もしかして寝坊か?」
「……まぁ、そんなところです」
優空君は、何もなかったように教室の扉を閉めて、自分の席についた。
「さ、さすが優空……」
「う、うん」
でも、遅れてきたのは珍しい。
私と違って寝坊なんてことはないと思うけど?
私は、チラッと優空君を見る。
優空君は、私の視線に気づいたのか窓の外を向いてしまった。
やっぱり、無愛想だ。
彼は、葭月優空(かげつゆう)君と言って、あの有名なアイドル、東雲刹奈(しののめせつな)さんの息子さんなんだ。
本人は、アイドルとかそういう仕事には興味ないって前に言っていた。
顔はお母さん譲りで整ってるし、髪はさらさらだし、肌は男の子なのに色白。
そして、なによりクールだった。
それはもちろん、周りの女の子が見逃すはずがないんだけど、優空君は人と居るのが嫌みたいでいつも一人でいる。
女の子からの告白も、全部断ってるみたい。
私は、頬を染めてノートに落書きをする。
そして、私は優空君に密かに好意を寄せていた。
きっかけは些細なことだったけど、それでも彼を好きになるには十分だった。
この気持ちを知っているのは、沙羅と未来だけ。
愛斗や奏佑に相談したら、何を言われるか分からないし、一葵なんて絶対馬鹿にしてくる。
だって、一葵と優空君の仲は凄く最悪だから。
「優空だけはやめとけ!」
とか言い出しそう。



