『またな、シアン。次こそは、お前を――』
グリードは、最後に軽く笑うと扉の中へと消えて行った。
『助かった……』
そう思った時、体から力が抜けた。
『奇跡大変だよ!早く手当しないと!』
「分かってる。だから、少し声のトーンを下げて話してくれ」
奇跡と呼ばれた彼は、私の傍に歩いて来るとしゃがみこんだ。
「よく生きてたな」
『あなたは……、誰なの?』
「別に、ただの通りすがりの男だけど」
奇跡は、そう言うと立ち上がり雪菜の方に目を向けた。
「はぁ……、まさかここまで弱いだなんて思ってなかったな」
『奇跡の期待外れ?』
「どうかな?」
奇跡は、ポケットから鍵を取り出すと、直ぐ横に扉を出現させた。
『な、何でその鍵を持っているの!?』
奇跡が持っていた鍵は、人間界と妖精界を繋ぐ“時空の鍵”だった。
でも、その鍵を持つことを許されているのは、オルドだけのはず。
なのに、何でその鍵を奇跡が持っているの?
まさか、オルドが奇跡に渡したの?
「お前には関係のない話だ。それよりも、早く手当しないといけないだろ?」
奇跡が扉を開けた瞬間、中からアスナたちが飛び出して来た。
『シアン様!大丈夫ですか?!』
『あ、アスナ……』
あぁ、駄目だ。
もう意識を保つことが難しい。
私は、扉に寄りかかる奇跡に目を向けた。
『話を聞きたいところだけど……体が……』
体から力が抜けた私は、その場に倒れ込んだ。
『シアン様!』
『ソレイユ……』
ソレイユは、目を閉じてしまっていた。
どうやら意識がなくなってしまったようだ。
『私も……』
私もそこで意識が途絶えた。
グリードは、最後に軽く笑うと扉の中へと消えて行った。
『助かった……』
そう思った時、体から力が抜けた。
『奇跡大変だよ!早く手当しないと!』
「分かってる。だから、少し声のトーンを下げて話してくれ」
奇跡と呼ばれた彼は、私の傍に歩いて来るとしゃがみこんだ。
「よく生きてたな」
『あなたは……、誰なの?』
「別に、ただの通りすがりの男だけど」
奇跡は、そう言うと立ち上がり雪菜の方に目を向けた。
「はぁ……、まさかここまで弱いだなんて思ってなかったな」
『奇跡の期待外れ?』
「どうかな?」
奇跡は、ポケットから鍵を取り出すと、直ぐ横に扉を出現させた。
『な、何でその鍵を持っているの!?』
奇跡が持っていた鍵は、人間界と妖精界を繋ぐ“時空の鍵”だった。
でも、その鍵を持つことを許されているのは、オルドだけのはず。
なのに、何でその鍵を奇跡が持っているの?
まさか、オルドが奇跡に渡したの?
「お前には関係のない話だ。それよりも、早く手当しないといけないだろ?」
奇跡が扉を開けた瞬間、中からアスナたちが飛び出して来た。
『シアン様!大丈夫ですか?!』
『あ、アスナ……』
あぁ、駄目だ。
もう意識を保つことが難しい。
私は、扉に寄りかかる奇跡に目を向けた。
『話を聞きたいところだけど……体が……』
体から力が抜けた私は、その場に倒れ込んだ。
『シアン様!』
『ソレイユ……』
ソレイユは、目を閉じてしまっていた。
どうやら意識がなくなってしまったようだ。
『私も……』
私もそこで意識が途絶えた。



