「あ、あの……、ご迷惑でなければいいんですけど……」
思わずおどおどしている姿が、可愛く見えてしまった。
ひ、雛鳥みたい……。
「ほら、ちゃんと言葉にしてみろ」
「う、うん」
元気に頷く陽菜ちゃんの頭を、優空君は優しく撫でる。
その光景を目の当たりして、また胸が痛んだ。
「あ、あの!お二人に、私の友達になって欲しいんです!」
「と、友達?」
陽菜ちゃんの言葉に、私と愛斗は首を傾げた。
「陽菜は、小さい頃からこの病院で入院しているんだ」
「え、そうなの?」
「はい。だから、学校にあまり行ったことがなくて、友達もいないんです……」
「だから、雪菜と愛斗に陽菜の友達になってほしいんだ」
「そうだったんだね。僕でよければ友達になるよ」
愛斗は、陽菜ちゃんに手を差し出した。
「陽菜ちゃん、僕でよければ友達になってください」
「は、はい!こちらこそお願いします!」
陽菜ちゃんは、とても嬉しそうに愛斗の手を握る。
「あ、愛斗だけずるい!私だって、陽菜ちゃんの友達になりたい!」
愛斗に続いて、私も陽菜ちゃんに手を差し出した。
「私からもいいかな?陽菜ちゃん、友達になってください」
「あ、ありがとうございます!」
陽菜ちゃんは、にっこり笑うと私の手も握ってくれた。
「それじゃ、俺はちょっと看護師さんと話てくるよ」
「か、帰ってくる?」
「もちろん」
優空君は、鞄を持って病室から出て行った。
『なんか陽菜ちゃんといる時の優空って、お兄ちゃんって感じだね』
『当たり前よ。優空は、誰よりも陽菜を大切に思っているし、優空にとって陽菜はかけがえのない存在なんだから』
「かけがえのない存在……」
クレールの言葉が私の中に響いた。
そっか、優空君にとって陽菜ちゃんは、とても大切な存在なんだ……。
「あの、お二人に聞きたいことがあるんですけど」
「なにかな?」
「が、学校にいる時の優空って、どんな感じなんですか?」
「どんな感じって?」
陽菜ちゃんの言葉に、愛斗は首を傾げた。
「私、学校にいる時の優空がどう生活を送っているか知らないんです」
陽菜ちゃんは、窓の外に目を向けた。
「あまり詳しく話してくれないんです。私は、どんな小さな事でも優空のこと知りたいのに……」
『陽菜にとっても、優空はかけがえのない存在。陽菜の一番は、優空なのよ』
クレールの言葉がぐるぐる私の中で回った。
私は拳に力を込めて、さっきからチクチクしている胸の痛みを我慢しながら、陽菜ちゃんに微笑んで言葉を発した。
「あのね、学校にいる時の優空君は――」
私は、学校にいる時の優空君のことを詳しく陽菜ちゃんに話した。
思わずおどおどしている姿が、可愛く見えてしまった。
ひ、雛鳥みたい……。
「ほら、ちゃんと言葉にしてみろ」
「う、うん」
元気に頷く陽菜ちゃんの頭を、優空君は優しく撫でる。
その光景を目の当たりして、また胸が痛んだ。
「あ、あの!お二人に、私の友達になって欲しいんです!」
「と、友達?」
陽菜ちゃんの言葉に、私と愛斗は首を傾げた。
「陽菜は、小さい頃からこの病院で入院しているんだ」
「え、そうなの?」
「はい。だから、学校にあまり行ったことがなくて、友達もいないんです……」
「だから、雪菜と愛斗に陽菜の友達になってほしいんだ」
「そうだったんだね。僕でよければ友達になるよ」
愛斗は、陽菜ちゃんに手を差し出した。
「陽菜ちゃん、僕でよければ友達になってください」
「は、はい!こちらこそお願いします!」
陽菜ちゃんは、とても嬉しそうに愛斗の手を握る。
「あ、愛斗だけずるい!私だって、陽菜ちゃんの友達になりたい!」
愛斗に続いて、私も陽菜ちゃんに手を差し出した。
「私からもいいかな?陽菜ちゃん、友達になってください」
「あ、ありがとうございます!」
陽菜ちゃんは、にっこり笑うと私の手も握ってくれた。
「それじゃ、俺はちょっと看護師さんと話てくるよ」
「か、帰ってくる?」
「もちろん」
優空君は、鞄を持って病室から出て行った。
『なんか陽菜ちゃんといる時の優空って、お兄ちゃんって感じだね』
『当たり前よ。優空は、誰よりも陽菜を大切に思っているし、優空にとって陽菜はかけがえのない存在なんだから』
「かけがえのない存在……」
クレールの言葉が私の中に響いた。
そっか、優空君にとって陽菜ちゃんは、とても大切な存在なんだ……。
「あの、お二人に聞きたいことがあるんですけど」
「なにかな?」
「が、学校にいる時の優空って、どんな感じなんですか?」
「どんな感じって?」
陽菜ちゃんの言葉に、愛斗は首を傾げた。
「私、学校にいる時の優空がどう生活を送っているか知らないんです」
陽菜ちゃんは、窓の外に目を向けた。
「あまり詳しく話してくれないんです。私は、どんな小さな事でも優空のこと知りたいのに……」
『陽菜にとっても、優空はかけがえのない存在。陽菜の一番は、優空なのよ』
クレールの言葉がぐるぐる私の中で回った。
私は拳に力を込めて、さっきからチクチクしている胸の痛みを我慢しながら、陽菜ちゃんに微笑んで言葉を発した。
「あのね、学校にいる時の優空君は――」
私は、学校にいる時の優空君のことを詳しく陽菜ちゃんに話した。



