「何か学校であったの?」
「ううん、何もないよ」
「そうかしら?」
「え?」
お母さんに促されるまま、私はソファに座った。
シアンは、私の肩へと座る。
「本当は、何か悩んでるんでしょ?」
「なんで分かるの?」
「それは、雪菜のお母さんだからよ」
お母さんは優しく微笑んでくれた。
やっぱりお母さんには、正直に話そう。
「あ、あのね!友達の友達のことなんだけど」
さすがに愛斗の名前を出すわけにはいかないから、仮の友達ということで話を聞いてもらおう。
「友達の友達の男の子が告白されているのを、今日偶然見ちゃってさ」
「あら、そうなの?」
「うん。それでね、その男の子は好きな人がいるからってことで断ったんだけど」
「うん」
「その時ね、その男の子はとても辛い表情をしていたの」
そう、あの時の愛斗はとても辛い表情をしていた。
今でもその顔が頭から離れない。
「その時思ったんだ。その男の子の好きな人は、きっと男の子の気持ちが届かない人なんだなって」
「そっか」
お母さんは優しく私の頭を撫でてくれた。
それが少しだけくすぐったくて、私は自然と笑顔になれた。
「でも、それは伝えてみないと分からないことだよ」
「伝えてみないと……?」
「そうよ。私だって、恋のことで何度も悩んだことあるもの」
「ええ!そうなの?!」
周りからしたら理想のおしどり夫婦に見えるのに?!
お母さんも、お父さんのことで悩んだことがあるんだと初めて知って凄く驚いた。
「奈津って、ああ見えて凄く鈍感なんだよ」
「あー、なんか分かるかも」
「そうでしょ?私にとってお父さんは、最初は見ているだけで
、あこがれ存在だったの」
「それすっごく気になる!お母さんとお父さんの馴れ初めの話!」
「そうね、雪菜には話したことなかったもんね」
お母さんの言う通り、私はお父さんとお母さんの学生時代の話はあまり聞いたことがない。
聞いたとすれば、愛斗のお母さんの晶さんから『二人は、昔からラブラブだったよ』ってことくらいだ。
そんな話を聞いていたから、どうやって付き合ったのか凄く気になっていた。
「ううん、何もないよ」
「そうかしら?」
「え?」
お母さんに促されるまま、私はソファに座った。
シアンは、私の肩へと座る。
「本当は、何か悩んでるんでしょ?」
「なんで分かるの?」
「それは、雪菜のお母さんだからよ」
お母さんは優しく微笑んでくれた。
やっぱりお母さんには、正直に話そう。
「あ、あのね!友達の友達のことなんだけど」
さすがに愛斗の名前を出すわけにはいかないから、仮の友達ということで話を聞いてもらおう。
「友達の友達の男の子が告白されているのを、今日偶然見ちゃってさ」
「あら、そうなの?」
「うん。それでね、その男の子は好きな人がいるからってことで断ったんだけど」
「うん」
「その時ね、その男の子はとても辛い表情をしていたの」
そう、あの時の愛斗はとても辛い表情をしていた。
今でもその顔が頭から離れない。
「その時思ったんだ。その男の子の好きな人は、きっと男の子の気持ちが届かない人なんだなって」
「そっか」
お母さんは優しく私の頭を撫でてくれた。
それが少しだけくすぐったくて、私は自然と笑顔になれた。
「でも、それは伝えてみないと分からないことだよ」
「伝えてみないと……?」
「そうよ。私だって、恋のことで何度も悩んだことあるもの」
「ええ!そうなの?!」
周りからしたら理想のおしどり夫婦に見えるのに?!
お母さんも、お父さんのことで悩んだことがあるんだと初めて知って凄く驚いた。
「奈津って、ああ見えて凄く鈍感なんだよ」
「あー、なんか分かるかも」
「そうでしょ?私にとってお父さんは、最初は見ているだけで
、あこがれ存在だったの」
「それすっごく気になる!お母さんとお父さんの馴れ初めの話!」
「そうね、雪菜には話したことなかったもんね」
お母さんの言う通り、私はお父さんとお母さんの学生時代の話はあまり聞いたことがない。
聞いたとすれば、愛斗のお母さんの晶さんから『二人は、昔からラブラブだったよ』ってことくらいだ。
そんな話を聞いていたから、どうやって付き合ったのか凄く気になっていた。



