【シアン】
『雪菜が目を覚ましたらしいぞ』
『ほ、ほんと……?』
みんなが居る部屋から少しだけ離れている部屋に、私はいた。
私がここに居ることに気づいていたソレイユはさすがだと思う。
そして、そんな彼の額には絆創膏が貼られていた。
『ソレイユ、その額どうしたの?』
『ドアにぶつけた』
『ドアに?』
『あぁ、ドアにだ』
ちょっとだけ照れながら言うソレイユが少し面白くて、私は軽く笑った。
『笑うなよ……』
『だって、ソレイユにしては珍しいなって』
『そんなことない』
ソレイユは私の隣に座る。
『浮かない顔をしていたけど、何を考えていたんだ?』
『……っ』
……やっぱりソレイユにはお見通しかな。
『ソレイユって、私のこと見すぎじゃない?』
『お前が好きだからな』
『……』
よく、そんなことをさらりと言える。
愛斗の家で私を“大切”言ってくれてから、今度は容赦なく私に“好き”だと言ってくれた。
熱を帯びた頬に気付かれないように、私は微笑んで答える。
『ありがとう、ソレイユ』
私はそれ以上は言わない。
きっとこの先も――
『……』
そんな私の様子を察したのか、ソレイユは苦笑した。
『これで、俺たちもみんな闘える』
ソレイユは私の手を握ってくる。
それがとても温かくて、私はソレイユの手を握り返した。
『もう、お前一人で闘わなくてすむんだ』
『ソレイユ……』
ソレイユは、私の体をを引き寄せると、優しく抱きしめてくれた。
『必ず、お前の使命は変えてやるからな』
『……』
何も言えない。
使命は絶対に変わることはない。
それなのに、それを変えるために闘うソレイユを見るのは、私にとっては苦痛だ。
『アクは、俺が絶対倒す』
私は、ソレイユの服を掴んだ。
本当は、ソレイユや雪菜たちには静かなところで幸せに暮らしてほしい。
でも、今の私一人じゃあいつを倒すことは出来ない。
あいつには、手が届かない。
だからみんなの力を借りなければならない。
『雪菜が目を覚ましたらしいぞ』
『ほ、ほんと……?』
みんなが居る部屋から少しだけ離れている部屋に、私はいた。
私がここに居ることに気づいていたソレイユはさすがだと思う。
そして、そんな彼の額には絆創膏が貼られていた。
『ソレイユ、その額どうしたの?』
『ドアにぶつけた』
『ドアに?』
『あぁ、ドアにだ』
ちょっとだけ照れながら言うソレイユが少し面白くて、私は軽く笑った。
『笑うなよ……』
『だって、ソレイユにしては珍しいなって』
『そんなことない』
ソレイユは私の隣に座る。
『浮かない顔をしていたけど、何を考えていたんだ?』
『……っ』
……やっぱりソレイユにはお見通しかな。
『ソレイユって、私のこと見すぎじゃない?』
『お前が好きだからな』
『……』
よく、そんなことをさらりと言える。
愛斗の家で私を“大切”言ってくれてから、今度は容赦なく私に“好き”だと言ってくれた。
熱を帯びた頬に気付かれないように、私は微笑んで答える。
『ありがとう、ソレイユ』
私はそれ以上は言わない。
きっとこの先も――
『……』
そんな私の様子を察したのか、ソレイユは苦笑した。
『これで、俺たちもみんな闘える』
ソレイユは私の手を握ってくる。
それがとても温かくて、私はソレイユの手を握り返した。
『もう、お前一人で闘わなくてすむんだ』
『ソレイユ……』
ソレイユは、私の体をを引き寄せると、優しく抱きしめてくれた。
『必ず、お前の使命は変えてやるからな』
『……』
何も言えない。
使命は絶対に変わることはない。
それなのに、それを変えるために闘うソレイユを見るのは、私にとっては苦痛だ。
『アクは、俺が絶対倒す』
私は、ソレイユの服を掴んだ。
本当は、ソレイユや雪菜たちには静かなところで幸せに暮らしてほしい。
でも、今の私一人じゃあいつを倒すことは出来ない。
あいつには、手が届かない。
だからみんなの力を借りなければならない。



