『ちゃんと綺麗にしてるんだね』
『まあね。スロウスやグラトニーに比べたら綺麗な方だよ。スロウスはもう枕と布団がそこらじゅうに散らばってて片付けるの大変だし、グラトニーの奴は、食った菓子とかパンのゴミとか散らばってて、拾うのが大変だし』
そう、何故か俺は二人の部屋の掃除を頼まれている。
グリードから直々に……。
グリードは、やっぱり長男だから部屋は俺なんかよりもシンプルで凄く綺麗だ。
いや、でもちょっと寂しいか。
グリードの部屋には、机の椅子とベッドしかない。
それ以外置く気はないと前に本人からそう聞いた。
それに比べあの二人は……。
『もう、どっちがお兄ちゃんか分からないね』
『まったくだよ、なんで俺が下なのか分からない』
きっと生まれた順なのだろう。
俺は、生まれた時のことを思い出そうとはしない。
思い出したところで、俺にとっては苦痛でありろくでもない思い出だからだ。
『それじゃあ、椅子に座って』
『分かった』
近くにあった椅子に座り、救急箱を机の上に置いたエンヴィーは、中から消毒液を取り出す。
『ねぇ、プライドは誰と闘ったの?』
『優空って言う奴だよ。雨の妖精のクレールを連れてるやつだ』
『あー、クレールの持ち主の人ね』
エンヴィーは、消毒液を染み込ませた布を俺の傷口に当てる。
そして、いってぇ……。
思ったよりも痛かった。
しかし、エンヴィーの前で痛いだなんて、死んでもいえない。
『どんな人だったの?』
『そ、そうだなあ……』
痛いのを我慢しながら、俺は言葉を続けた。
『あまり、普通の人間と変わらないやつに見えたよ』
『プライドと同じタイプの人なのかな?』
『いや違う。俺は人間が嫌いだ。弱い癖に、何かを守ろうとするし……。あいつは、大切な人を守ろうとしていた』
『私が闘った人も、好きな人を守るために闘ったよ』
好きな人を守るためにか……。
『まあね。スロウスやグラトニーに比べたら綺麗な方だよ。スロウスはもう枕と布団がそこらじゅうに散らばってて片付けるの大変だし、グラトニーの奴は、食った菓子とかパンのゴミとか散らばってて、拾うのが大変だし』
そう、何故か俺は二人の部屋の掃除を頼まれている。
グリードから直々に……。
グリードは、やっぱり長男だから部屋は俺なんかよりもシンプルで凄く綺麗だ。
いや、でもちょっと寂しいか。
グリードの部屋には、机の椅子とベッドしかない。
それ以外置く気はないと前に本人からそう聞いた。
それに比べあの二人は……。
『もう、どっちがお兄ちゃんか分からないね』
『まったくだよ、なんで俺が下なのか分からない』
きっと生まれた順なのだろう。
俺は、生まれた時のことを思い出そうとはしない。
思い出したところで、俺にとっては苦痛でありろくでもない思い出だからだ。
『それじゃあ、椅子に座って』
『分かった』
近くにあった椅子に座り、救急箱を机の上に置いたエンヴィーは、中から消毒液を取り出す。
『ねぇ、プライドは誰と闘ったの?』
『優空って言う奴だよ。雨の妖精のクレールを連れてるやつだ』
『あー、クレールの持ち主の人ね』
エンヴィーは、消毒液を染み込ませた布を俺の傷口に当てる。
そして、いってぇ……。
思ったよりも痛かった。
しかし、エンヴィーの前で痛いだなんて、死んでもいえない。
『どんな人だったの?』
『そ、そうだなあ……』
痛いのを我慢しながら、俺は言葉を続けた。
『あまり、普通の人間と変わらないやつに見えたよ』
『プライドと同じタイプの人なのかな?』
『いや違う。俺は人間が嫌いだ。弱い癖に、何かを守ろうとするし……。あいつは、大切な人を守ろうとしていた』
『私が闘った人も、好きな人を守るために闘ったよ』
好きな人を守るためにか……。



