【一葵】
『一葵ー!』
「……」
『一葵!!』
「……」
『おい、一葵!!!』
「いって!」
クロアに額を叩かれ俺は目を覚ます。
「あれ?俺寝てたのか?」
『そうだ!ぐーすか寝てたわ!起こしても起きねぇし!』
「わ、悪かったよ……」
それで、何で俺ここに居るんだっけ?
『お前、まさかここに来た理由忘れてないよな?』
図星をさされ肩が上がる。
「そ、そんなわけねぇだろ。ちゃんと覚えてるし!」
『ふーん……』
クロアは疑わしげな目で俺を見てくる。
「そ、それよりさっさそ終わらせるぞ」
そう言い立ち上がった時、何かが俺の足に擦り寄ってきた感覚を覚えた。
「なんだ?」
足元を見下ろした時、そこには真っ白な猫が俺の足に頭をすりすりしていた。
『猫だ。しかも真っ白』
「こんなところに猫がいるなんて珍しいな」
俺はその真っ白な猫を抱き上げる。
「お前、どこから来たんだ?」
「にゃあ?」
猫は首を傾げる。
よく見ると首輪が付いていて、そこにはマシュマロと書かれていた。
「へぇ、マシュマロって言うのか?」
「にゃあ」
返事の変わりなのかマシュマロは元気よく鳴く。
「そうか、でもこんな所にいたら、飼い主が心配するだろ?」
って言っても俺の言葉が猫に届くはずもないか。
『おい、お前……』
「はぁ?誰がお前だって?」
俺はマシュマロを抱えたまま後ろを振り返る。
振り返るとそこにはパーカーを着た女が立っていた。
フードを被っているせいで素顔は見えないが。
『そのをこっちに渡せ』
女はマシュマロに指をさす。
「なんだよ、お前の猫か?」
『違う、私の一番の子だ』
「一番の子ぉ?」
どういうことだ?
友達って意味か?
「にゃあ!」
マシュマロは俺の腕からすり抜けると女に駆けていく。
『やぁマシュマロ、こんな所にいたのか?』
女はマシュマロを抱き上げる。
どうやら一番の子というのは、友達という意味みたいだな。
「マシュマロのこと知ってるなら丁度いい、そいつのこと頼むわ」
そう言いその場を去ろうとした時、俺の足首に何かが巻きついた。
「うわぁ!」
そして俺はそのまま顔面から倒れる。
『か、一葵!』
「いってぇ!一体なんなんだよ!」
俺は体を起こして足首に視線を向けた。
「な、なんだこれ?」
俺の足首には鞭みたいなものが巻きついていた。
しかもそれは、マシュマロを抱いている女から伸びていた。
「てめぇ、何の真似だ」
『帰さない為だ。私は、まだお前に用がある』
女はマシュマロを下ろすと、俺に向かって歩いて来る。
「俺に用があるって、俺はお前なんか知らねぇよ」
『知らなくて当然だ。今日初めて会ったんだからな』
『まさか、お前……』
クロアは女の様子を伺っていた。
女は俺のすぐ傍に来ると、顔を俺に近づける。
『私は、憤怒の妖精ラースだ』
「なっ!」
『やっぱりか……』
ラースは、パーカーのポケットから鞭が伸びているケースを取り出す。
そのケースから伸びている鞭は、俺の足首に巻きついているものだった。
『まさか、七つの大罪がこんなところまで追ってくるなんて』
『命令だから仕方ないさ』
ラースは被っていたフードを下ろす。
『さて、さっさとリンクしてもらおうか?』
「簡単に言うなよ、出来たらとっくにやってるわ!」
ラースは目を細める。
すると鞭を使って俺を逆さ吊りにする。
『一葵ー!』
「……」
『一葵!!』
「……」
『おい、一葵!!!』
「いって!」
クロアに額を叩かれ俺は目を覚ます。
「あれ?俺寝てたのか?」
『そうだ!ぐーすか寝てたわ!起こしても起きねぇし!』
「わ、悪かったよ……」
それで、何で俺ここに居るんだっけ?
『お前、まさかここに来た理由忘れてないよな?』
図星をさされ肩が上がる。
「そ、そんなわけねぇだろ。ちゃんと覚えてるし!」
『ふーん……』
クロアは疑わしげな目で俺を見てくる。
「そ、それよりさっさそ終わらせるぞ」
そう言い立ち上がった時、何かが俺の足に擦り寄ってきた感覚を覚えた。
「なんだ?」
足元を見下ろした時、そこには真っ白な猫が俺の足に頭をすりすりしていた。
『猫だ。しかも真っ白』
「こんなところに猫がいるなんて珍しいな」
俺はその真っ白な猫を抱き上げる。
「お前、どこから来たんだ?」
「にゃあ?」
猫は首を傾げる。
よく見ると首輪が付いていて、そこにはマシュマロと書かれていた。
「へぇ、マシュマロって言うのか?」
「にゃあ」
返事の変わりなのかマシュマロは元気よく鳴く。
「そうか、でもこんな所にいたら、飼い主が心配するだろ?」
って言っても俺の言葉が猫に届くはずもないか。
『おい、お前……』
「はぁ?誰がお前だって?」
俺はマシュマロを抱えたまま後ろを振り返る。
振り返るとそこにはパーカーを着た女が立っていた。
フードを被っているせいで素顔は見えないが。
『そのをこっちに渡せ』
女はマシュマロに指をさす。
「なんだよ、お前の猫か?」
『違う、私の一番の子だ』
「一番の子ぉ?」
どういうことだ?
友達って意味か?
「にゃあ!」
マシュマロは俺の腕からすり抜けると女に駆けていく。
『やぁマシュマロ、こんな所にいたのか?』
女はマシュマロを抱き上げる。
どうやら一番の子というのは、友達という意味みたいだな。
「マシュマロのこと知ってるなら丁度いい、そいつのこと頼むわ」
そう言いその場を去ろうとした時、俺の足首に何かが巻きついた。
「うわぁ!」
そして俺はそのまま顔面から倒れる。
『か、一葵!』
「いってぇ!一体なんなんだよ!」
俺は体を起こして足首に視線を向けた。
「な、なんだこれ?」
俺の足首には鞭みたいなものが巻きついていた。
しかもそれは、マシュマロを抱いている女から伸びていた。
「てめぇ、何の真似だ」
『帰さない為だ。私は、まだお前に用がある』
女はマシュマロを下ろすと、俺に向かって歩いて来る。
「俺に用があるって、俺はお前なんか知らねぇよ」
『知らなくて当然だ。今日初めて会ったんだからな』
『まさか、お前……』
クロアは女の様子を伺っていた。
女は俺のすぐ傍に来ると、顔を俺に近づける。
『私は、憤怒の妖精ラースだ』
「なっ!」
『やっぱりか……』
ラースは、パーカーのポケットから鞭が伸びているケースを取り出す。
そのケースから伸びている鞭は、俺の足首に巻きついているものだった。
『まさか、七つの大罪がこんなところまで追ってくるなんて』
『命令だから仕方ないさ』
ラースは被っていたフードを下ろす。
『さて、さっさとリンクしてもらおうか?』
「簡単に言うなよ、出来たらとっくにやってるわ!」
ラースは目を細める。
すると鞭を使って俺を逆さ吊りにする。



