【沙羅】
小林君と雨宿りをすることになったけど、今の私は心臓の鼓動がやばいです。
「安藤は、この辺で何か用事でもあったのか?」
「へ、いや……。お、お母さんに買い物を頼まれて」
リンクをするためにここに飛ばされたなんて言えるわけがないよ!
『この調子じゃ、いつまで経っても告白は無理だなあ』
クサンはやれやれという感じで首を左右に振る。
そ、そんな難易度が高い告白なんて出来るわけないじゃない!
「じゃあ、この雨だと買い物は無理そうだな」
「う、うん……」
外で降り続けている雨は、さっきよりも激しくなっていた。
風も強くなってきたしまるで嵐のようだった。
『なんか、おかしい……』
「クサン?」
クサンは、窓の外をじっと見ていた。
『何か変なんだ……』
どうやら上手く言い表せないみたいだ。
「安藤?外に何かあるのか?」
「う、ううん。雨止まないかなって」
そんなことを言い窓の外を見た時、私はある女の子が目に入った。
「あれ?」
こんな雨の中、傘をささずに女の子は歩いていた。
私は立ち上がるとその女の子を追いかけた。
「おい?!安藤!」
『さ、沙羅?!』
クサンも私の後を追いかけて来る。
『一体どうしたんだよ?』
「女の子が歩いてたの!」
『この嵐の中を?!』
私は頷き女の子の姿を探した。
「あ、いた!」
私の目の前に女の子は歩いていた。
「ねぇ、大丈夫?!」
私は女の子の肩に触れる。
「雨が酷いから図書館で雨宿りしない?」
『だ、大丈夫です……』
「でも、このままじゃ風邪引いちゃうし」
もうずぶ濡れになってる私も風邪ひくところだけど。
女の子は寒いのか体を震わせていた。
『あの、大丈夫なので。放っておいてください』
「いや、でも――!」
その時――
ヒュンっと音が私の耳に届いた。
『沙羅!』
私の左横を鎌みたいなものが見える。
私はゆっくりと鎌を見る。
「今……、何が……?」
女の子は鎌を下ろすと笑顔で言った。
『少ししつこかったので、つい苛ついてしまってすみません。私は、嫉妬の妖精のエンヴィーです』
「もしかして、七つの大罪……?」
私の質問にエンヴィーは頷く。
小林君と雨宿りをすることになったけど、今の私は心臓の鼓動がやばいです。
「安藤は、この辺で何か用事でもあったのか?」
「へ、いや……。お、お母さんに買い物を頼まれて」
リンクをするためにここに飛ばされたなんて言えるわけがないよ!
『この調子じゃ、いつまで経っても告白は無理だなあ』
クサンはやれやれという感じで首を左右に振る。
そ、そんな難易度が高い告白なんて出来るわけないじゃない!
「じゃあ、この雨だと買い物は無理そうだな」
「う、うん……」
外で降り続けている雨は、さっきよりも激しくなっていた。
風も強くなってきたしまるで嵐のようだった。
『なんか、おかしい……』
「クサン?」
クサンは、窓の外をじっと見ていた。
『何か変なんだ……』
どうやら上手く言い表せないみたいだ。
「安藤?外に何かあるのか?」
「う、ううん。雨止まないかなって」
そんなことを言い窓の外を見た時、私はある女の子が目に入った。
「あれ?」
こんな雨の中、傘をささずに女の子は歩いていた。
私は立ち上がるとその女の子を追いかけた。
「おい?!安藤!」
『さ、沙羅?!』
クサンも私の後を追いかけて来る。
『一体どうしたんだよ?』
「女の子が歩いてたの!」
『この嵐の中を?!』
私は頷き女の子の姿を探した。
「あ、いた!」
私の目の前に女の子は歩いていた。
「ねぇ、大丈夫?!」
私は女の子の肩に触れる。
「雨が酷いから図書館で雨宿りしない?」
『だ、大丈夫です……』
「でも、このままじゃ風邪引いちゃうし」
もうずぶ濡れになってる私も風邪ひくところだけど。
女の子は寒いのか体を震わせていた。
『あの、大丈夫なので。放っておいてください』
「いや、でも――!」
その時――
ヒュンっと音が私の耳に届いた。
『沙羅!』
私の左横を鎌みたいなものが見える。
私はゆっくりと鎌を見る。
「今……、何が……?」
女の子は鎌を下ろすと笑顔で言った。
『少ししつこかったので、つい苛ついてしまってすみません。私は、嫉妬の妖精のエンヴィーです』
「もしかして、七つの大罪……?」
私の質問にエンヴィーは頷く。



